純正双子マスターとして有名なサム・パーディーですが、最近はアブザンカンパニーを使っているようです。
調整版メリーラポッドともいえるデッキで、複雑なプレイングが特徴です。
サイドプラン付きで戦略を解説しています。（Channel Fireballより）
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
スタンダードは煮詰まり過ぎているので、オリジンが出るまでは待つことにして、最近はモダンをプレイしている。
双子は変わらず良いデッキだが、今はカンパニーを使うのを楽しんでいる。
まだ完璧なリストは完成していないが、このカードは本当に壊れている。
私が好きなリストは、アナフェンザ/メリーラを使用した、GPコペンハーゲンでTOP16に入ったJoel Larsonのレシピだ。
Melira Company by Joel Larson
1:《森/Forest》
1:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
3:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
2:《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2:《寺院の庭/Temple Garden》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
2:《呪文滑り/Spellskite》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
1:《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1:《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
2:《貴族の教主/Noble Hierarch》
2:《永遠の証人/Eternal Witness》
4:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
1:《臓物の予見者/Viscera Seer》
3:《復活の声/Voice of Resurgence》
2:《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》
1:《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
2:《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast》
2:《族樹の精霊、アナフェンザ/Anafenza, Kin-Tree Spirit》
3:《召喚の調べ/Chord of Calling》
2:《流刑への道/Path to Exile》
4:《集合した中隊/Collected Company》
サイドボード
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1:《目覚ましヒバリ/Reveillark》
4:《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》
2:《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1:《罪の収集者/Sin Collector》
1:《突然の衰微/Abrupt Decay》
2:《流刑への道/Path to Exile》
1:《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
ゲームプラン
主な戦い方はサクり台を利用したメリーラ・アナフェンザの無限コンボで、無限ライフも無限ダメージも可能だ。
アナフェンザ、メリーラが揃っているときは無限鼓舞ができたり、ガヴォニーの居住区で殴り勝つことも多い。
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カード選択
ジョエルのリストでは追加の臓物の予見者の代わりに、カルテルの貴種を採用しているのが気に入っている。
占術が使えないのはデメリットだが、神々の憤怒や紅蓮地獄などの全体除去に耐性がつく点が素晴らしい。
対戦相手がコンボ妨害手段を構えているときに、ダメージで勝ちに行けるのも大きな魅力だ
コンボに無関係なクリーチャー選択も気に入っている。
特に2枚目の呪文滑りが良い。
双子、エンチャント、感染に強く、コンボ妨害の避雷針にもなる。
永遠の証人を減らしているのは必要悪だ。
このカードは、特にサイド後は、強力なカードを使いまわせるが、墓地に適当なメリーラや予見者の食いカスが貯まっていて、使い道がないときもある。
このタイプのデッキは、召喚の調べや集合した中隊があるので、たった1枚であってもカード選択の幅が非常に広い。
叫び大口の1枚刺しはミラーマッチが多いと思うなら、リンヴァーラ対策として強力だ。
サーチしても普通にプレイしても役に立つ。
しかし現環境はタシグルやアンコウなど、大きい黒のクリーチャーが多いので、除去としては少し劣る。
大物狙いは探査クリーチャー達には強いが、活躍する場面が限られる。
もし包囲サイ、タルモゴイフ、タシグルが環境に多いと思うなら、恐れずに1枚入れてみよう！
最後に、ジョエルはファイレクシアの破棄者を対グリセルブランドや双子カードとして使っても良い、と言っていたが、私もその意見に賛成だ。
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サイドボード・マッチアップガイド
モダンのサイドボードは常にトリッキーで、1ゲーム目と全く違う戦いになることも多い。
なので2ゲーム目が終わったら、対戦相手はどの様なプランを取っているかを検討し、サイドプランを練り直すべきだ。
特に召喚の調べは、サイド後に(全体除去も含めて)除去が増えるので、盤面支配力が弱くなり役に立たないことが多い。
双子(もしくは瞬唱と稲妻デッキ):不利
双子戦は正直厳しい。
無限ライフが効かず、稲妻と瞬唱で重要なクリーチャーを対処されてしまう。
このゲームではコンボを狙うよりも、ビートすることと、対戦相手のコンボを止めることに集中した方がよい。
そしてサイド後は神々の憤怒を最大限ケアすることだ。
また血染めの月にも気をつけて！
アウト
イン
双子以外の瞬唱デッキには、全ての衰微を抜いて、追加の流刑への道と4枚目の台所の嫌がらせ屋、そして大爆発の魔導士を入れる。
緑黒系:微有利
緑黒系に対しては、除去をかわしたり、2対1を取ることで有利をとれる。
負けパターンは、盤面が整う前にタルモを出されるか、神々の憤怒やオリヴィアなどの致命的なカードを打たれることだ。
アウト
イン
ジャンド相手には追加の調べと悪鬼の狩人を抜き、2枚の炉の世話人を入れる。
（訳注：サイドボードに悪鬼の狩人はいないので誤りだと思われます）
親和:微有利
1ゲーム目はとにかく決めたもの勝ちだ。
オルゾフの司教は大活躍するが、コンボを決めることに専念した方がよい。
メリーラがいると墨蛾はダメージを与えられなくなるのと、荒廃者を呪文滑りできることは忘れないように！
サイド後の鞭打ち炎は、大きな問題だ。
しかし枚数は多くないので、私は気にせずに展開することが多い。
更にこちらには禍汰奇とクァーサルの群れ魔導士という必殺技を、召喚の調べで持ってこられる。
アウト
イン
バーン:有利
バーンは基本的に有利だ。
メインからライフゲインとクリーチャーを無効化するカードが大量に入っている。
負けパターンは、焼尽の猛火を連打されるか、マナトラブルで土地からダメージを受けすぎたときだ。
アウト
イン
アミュレットブルーム:不利
向こうのスピードには敵わない。
無限ライフすら集団心理でケアされてしまう。
呪文滑りは処刑者の要塞とサンホームの能力を変更できることを忘れないように。
アウト
イン
これがカンパニーデッキの完成だとは思っていないが、今までで最高のレシピだと感じている。
どの1枚を入れ替えたら更に強くなるだろうか？
ぜひ意見を聞かせて欲しい！
