【翻訳】新ジェイス=石鍛冶!デュークによる青黒ジェイスコントロール解説 by Reid Duke

Channel Fireballより、リード・デュークのプロツアー『マジック・オリジン』使用デッキ解説です。
トップ8にはいなかったものの、ジェイスは石鍛冶に例えてしまうほどの力があるようです。
デュークとオーウェンが惚れ込んだ、最新版青黒コントロールはどのように生み出されたのでしょうか。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


この青黒コントロールは、おじいちゃんのお下がりとは一味違う。

パンテオンでのプロツアーに向けての練習は、かなり早い段階で、《ヴリンの神童、ジェイス》こそ最強の新カードだ、という結論に至った。
最終的に3つのデッキに分かれたが、全てメインに4枚のジェイスを使用している。
思った通り新プレインズウォーカーは青黒コントロールで素晴らしい働きをしてくれた。

プレイを重ねるたびにジェイスの強さに気が付かされた。
一方で、ジェイスの存在によって古き良き青黒コントロールとは別の方向性のデッキになっていることも明らかになった。
青黒ジェイスコントロールはもはや別のデッキなのだ。


UB Jace Control
4:《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4:《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
6:《島/Island》
4:《沼/Swamp》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》

1:《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》

4:《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》

4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《究極の価格/Ultimate Price》
2:《胆汁病/Bile Blight》
4:《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
1:《否認/Negate》
4:《解消/Dissolve》
4:《衰滅/Languish》
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》

サイドボード
1:《護法の宝珠/Orbs of Warding》
2:《強迫/Duress》
1:《否認/Negate》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
2:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1:《命運の核心/Crux of Fate》
1:《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1:《ファリカの療法/Pharika’s Cure》
1:《胆汁病/Bile Blight》


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ジェイスをプレイする意義

メインデッキにジェイスを入れるにはいくつか重要な意味がある。
良い面と悪い面があるが、後者からみてみよう。

ジェイスを入れるということは、メインデッキにクリーチャーを入れるということだ。
伝統的に青黒はメインにクリーチャーを入れないことが多い。
相手の除去を無駄にさせ、こちらは全体除去を打ち放題になる。
ジェイスを入れることによりフェアな戦いを強いられる。
しかしこのカードは、そのような戦いでも勝利する力を持っている!

衰滅と命運の核心はジェイス変身後に避けることができる。
それができれば、このデッキの理想的な序盤の動きといえる。
ウギンと危険な櫃は、追加のプレインズウォーカーの存在で、価値が下がっている。

単にプレインズウォーカーであるだけでなく、マーフォークの物あさり能力も、必要なパーツを探すのに活躍する。
序盤の土地詰まりや、後半の引き過ぎを防いでくれる。

さらに青黒ジェイスコントロールは、従来と違い8マナや9マナを必要としない。
土地を大目に入れたり、占術、時を超えた探索で5枚目以降の土地を探しにいかなくてよいのは大きなアドバンテージだ。
ウギンに頼らずに、より軽いフィニッシャーである、アショクやタシグルで勝ちに行くことができる。

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青黒ジェイスコントロールとは

カウンターが少なめで、ドロー手段も最小限、危険な櫃の様な全てのパーマネントに対処するカードが不要で、ウギンの様な大物も使用しない。
ジェイスコントロールは後半のカードパワーで勝利することを目指していない。
よりスマートで、効率的に序盤から動く。
後手に回って対処するよりも、簡単に勝てるプレッシャーで積極的に攻め立てるのだ。
ある意味、コントロールデッキというよりも、テンポデッキといえるかもしれない。
デッキ完成に最も尽力したオーウェンに言わせると、ジェイスは石鍛冶の神秘家に匹敵するそうだ。
カードパワーでは及ばないが、デッキにおける役割は同じだと思う。
2ターン目にプレイしてターンが帰ってくれば、ゲーム展開でとても有利に立てる。
フル投入した思考囲いがそれを助けてくれるだろう。

端的にいうと、このデッキは前向きで、ジェイスやアショクで盤面のアドバンテージを取りに行く。
現スタンダード最強のコントロールデッキだといっても過言ではない。
やっかいな棲み家の防御者&死霧の猛禽やガイアの復讐者、そして遅いコントロールデッキのクリーチャー以外のパーマネントを飛び越えて戦うことができる。

よりコントロール寄りのデッキを使ったメンバーもいたが、私たちはもう戻るつもりはない。
最も軽く、最も効率的なプレインズウォーカーと共に戦うのだ。

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