【翻訳】プロツアーチャンプによる『戦乱のゼンディカー』ドラフトアーキタイプ解説・緑黒サクリファイス、同盟者編 by Joel Larsson

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前回に引き続き、プロツアーチャンプ ヨエル・ラーションによる、『戦乱のゼンディカー(BFZ)』のドラフトアーキタイプ解説です。
今回は緑黒サクリファイスと、各種同盟者デッキを紹介します。
単純にシナジーを追いかけない方がデッキが強くなる白緑と赤白に、この環境の奥深さを感じます。

全3回のリンクはこちら

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


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緑黒サクリファイス

トップ親和レア・レア

息詰まる忌まわしきもの 血統の解体者 彼方より
トップアンコモン

捕らわれの宿主 腐敗のシャンブラー 地下墓地の選別者
トップコモン

膨れ鞘 骨の粉砕 祭壇の刈り取り 大食の虚身 目なしの見張り
モダンマスターズのリミテッドをやったことがある人なら、緑黒サクリファイスをプレイしたことがあるだろう。
これも同種のデッキだ。
膨れ鞘はツカタンのサリッドで、骨の粉砕は。。。骨の粉砕だ。
目なしの見張りは、コジレックの捕食者が偽名でも使っているのだろう。

このデッキは良くできた消耗戦デッキで、ゲームを長引かせて大型エルドラージや巨大化した大食の虚身・腐敗のシャンブラーでフィニッシュする。

長期戦に持ち込むという点では青黒嚥下と似ているが、あっちが能力を発動させるのに対し、このデッキはカードやその一部を生け贄にすることで強力な効果を得る。

滅多に起きないことだが、理想的なプレイの1つとして1ターン目に膨れ鞘をプレイし、3ターン目の大食の虚身が2回食べて6/6が出来上がる、というのがある。
多くのデッキにプレッシャーをかけることが出来るだろう。

アグレッシブなクリーチャーが少ない代わりに、コントロールゲームに持ち込む方法は多い。
1対1交換を繰り返しやすいし、なんといっても全てに対処できるコモン「骨の粉砕」を最も上手く使えるデッキだというのが大きい。

完璧に組めたとすると、15~17枚のクリーチャー、6~8枚のスペル、17枚の土地になる。

このデッキにコンバットトリックが欠けている理由は、対戦相手が構えていてこちらに何もなかったとしても、死亡した時に発動する能力が多いからだ。
それは「あなたがコンバットトリックを構えているのは知っているけど、関係なくブロックするよ」と言っているに等しい。
そうでなければチャンプブロックするか、パンプされても関係ないぐらい巨大なクリーチャーを展開するかだ。
そのためパンプスペルよりも純粋な除去の方が重要になる。
盤面をコントロールすることで消耗戦に持ち込むのだ。

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白緑同盟者

トップ親和レア・レア

ランタンの斥候 古参の戦導者 ゴーマ・ファーダの英雄
トップアンコモン

統一戦線 タジュールの戦呼び 林番のドルイド
トップコモン

コーの懲罰者 二人戦術 絶壁の見張り マキンディの巡回兵 噛み付きナーリッド

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赤白同盟者

トップ親和レア・レア

待ち伏せ隊長、ムンダ 天使の隊長 ランタンの斥候
トップアンコモン

炎套の魔道士 毅然たる刃の達人 地割れの案内人
トップコモン

多勢 コーの懲罰者 オンドゥの勇者 マキンディの滑り駆け 影の滑空者
アグレッシブな白緑と赤白の同盟者デッキはクセがあるアーキタイプだ。
当然、同盟者を入れるほど結集能力は発動しやすくなる。
しかしクセがあるのは、その多くが何も起きないのと変わり無いからだ。

無理やり16枚の同盟者をかき集めるよりは、単純に強いクリーチャーの方がよい場合も多い。
本当に必要なのはゲームに大きな影響を与えるアンコモンで、毅然たる刃の達人・タジュールの戦呼び・天使の隊長といったカードだ。
これらが取れたなら、充分行く価値がある。

数枚その様なカードが取れたなら、誘発させるためにイマイチな同盟者である命知らずの群勢・マキンディの巡回兵の点数を高めにドラフトしていく。
これは膨れ鞘と骨の粉砕の関係によく似ている。
どちらも枚数が取れれば取れるほど、プレイしやすくなる。
命知らずの群勢

しかしその一方で、マキンディの滑り駆けは常に命知らずの群より強く、ヴァラクートの発動者もマキンディの巡回兵よりも強い。
同盟者や結集だけに目を捕らわれないように注意すること。
その理由で、トップコモンとして同盟者でないクリーチャーを挙げている。
ヴァラクートの発動者

理想的な同盟者デッキは、15~17枚のクリーチャー、6~8枚のコンバットトリックと除去、16~17枚の土地だ。
二人戦術や確実な一撃はアグレッシブで非常に強いコンバットトリックだ。
この存在によって、対戦相手はブロックせざるを得ない状況が増え、特にタップアウトしているときには強力だ。
確実な一撃
また自分のクリーチャーを生き残らせるためにも必要だ。
結集戦略は全体に効果があるため、可能な限り広く展開したい。

白黒ライフゲイン同盟者

トップ親和レア・レア

墓所からの行進 ランタンの斥候 フェリダーの君主
トップアンコモン

物静かな使用人 ドラーナの使者 血の絆の吸血鬼
トップコモン

カラストリアの癒し手 ニルカーナの暗殺者 グリフィンの急使 二人戦術 カラストリアの夜警
白黒ライフゲイン同盟者の面白いところは、白緑や赤白とは全く違ったデッキだということだ。
軸になるレアやアンコモンによって、コモンの価値が上がる点は変わらない。
しかしカラストリアの夜警の様に、コモンでもシナジーを得やすい点が異なっている。

カラストリアの癒し手は、このデッキを結集デッキにするには不可欠だ。
カラストリアの癒し手がいると血の絆の吸血鬼は確定で4/4になり、物静かな使用人も誘発する。
卑し手の枚数が多いほどデッキは強くなる。
もし4枚以上取れたとしたら、統一戦線やエメリアへの撤退の様なカードも非常に強力になる。
2体場にいると仮定すると、収斂3で統一戦線をプレイすると6点ドレインだ。
いつか墓所からの行進で4枚の癒し手を復活させてみたい!

白黒の素晴らしい点は、癒し手も含めて優良アンコモンも流れてきやすい点だ。
専用に組まないと、ただの丘巨人や灰色熊になってしまう。

この戦略を選択するときは、可能な限りカラストリアの癒し手を集めること。
キーカードであるだけでなく、他のプレイヤーを諦めさせることで、後半にシナジーカードを取ることが可能になる。
15~17枚のクリーチャー(願わくば多くの癒し手を)、6~8枚のコンバットトリックと除去、17枚の土地が理想的だ。

最終回となる次回は、セット全体のテーマである土地を活用したアーキタイプをみていきます。
お楽しみに!

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