【翻訳】レガシーはいまどうなっているの?ディグ禁止後の環境&最新型ジャンド by Caleb Durward

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年末に、ラストサンやエターナルフェスティバルの様なレガシーを使用した大きな大会が開催されます。
今回は、時を超えた探索禁止後の環境に関する考察記事をご紹介します。
久しぶりにレガシーをプレイする、という方は是非参考にしてください。
手札破壊が相対的に強化された環境ということで、最新型ジャンドのリストも掲載されています。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


読者の皆さんは気づいていたかもしれないが、最近はプロツアーに情熱を傾けていたので、レガシーから離れて環境に疎くなってしまった。
時を越えた探索の禁止は遅すぎで、モダンと同じように宝船の巡航と同時にすべきだったと考えている。
ウィザーズとしては2つのエターナルフォーマットを使って実験したかったのかもしれないが、私は興味を無くしてしまった。

禁止によって環境の可能性は大きく広がり、私のやる気も再燃した。
MOチャンピオンシップに出るのでGPシアトルに行けないのが残念だ。

今回は、データや経験、そして良く知られている定石から導かれた分析をお伝えしよう。

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青白ミラクルは数を減らす

直近2年間、最も成功をおさめていたデッキは今後も存在し続ける。
禁止以降もスゥルタイ続唱とミラクルがTOP8進出率の高いデッキであり続けるだろう。禁止以降のヨーロッパの大会結果からも明らかだ。

しかしずっとトップを走り続けるということもないだろう。
石鍛冶が昨年の覇者で、その前はティムールデルバーだった。

突然の衰微の様な対策カードも広く使用されているので、更に数を増やすとは考えずらい。
しかし終末や天使への願いは強力なので(もちろん独楽と相殺も)、全く新しい天敵や独楽が禁止にならない限り、プレイされなくなることもない。

いずれにせよ環境は健全だ。
スゥルタイ、石鍛冶、そしてショーテルなど様々な選択肢がある。

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スニークショーの復活

探索が在りし日は、ショーテル系デッキを使うならオムニテル一択だった。
スニークタイプは、ディグタイプよりもカード選択肢もキャントリップが少なく、下位互換だったといえる。
しかし禁止によって再び表舞台に顔を出すだろう。

戦乱のゼンディカーで最も重要なカードは『珊瑚兜への撤退』

まだチェックしていなければセントルイスオープンでTOP8に入ったデッキをみるといい:


Reliquary Retreat
1:《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
1:《Taiga》
3:《Tropical Island》
2:《不毛の大地/Wasteland》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1:《Karakas》
1:《森/Forest》
1:《Savannah》
2:《Tundra》

1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
4:《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1:《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons》
2:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

2:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

4:《珊瑚兜への撤退/Retreat to Coralhelm》
1:《森の知恵/Sylvan Library》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
3:《目くらまし/Daze》
4:《Force of Will》
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》

サイドボード
1:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1:《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《輪作/Crop Rotation》
2:《被覆/Envelop》
1:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《流刑への道/Path to Exile》
1:《水没/Submerge》
1:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1:《議会の採決/Council’s Judgment》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》


モダンで聖遺と珊瑚兜への撤退を使ったデッキを想定していたが、結果を出すとは思っていなかった。せいぜい食物連鎖の亜種だとなめていたが、実際このデッキは美しい。

しかし撤退は4枚も必要ないだろう。少なくとも、モダンの双子の様に、サイド後は減らすだろう。

ルーンの母は聖遺の騎士を守るだけでなく、撤退とも相性が良い。問題はスロットがあるかどうかだ。
緑の太陽の頂点は聖遺のサーチにも、マナ加速にも使うことができる。しかしそのためにスロットを占領してしまう。
Force of Willは不要な撤退の使用先として、またデッキの対応力を上げるために使用されているが、青いカードを多めに入れる必要がある。
結局、ルーンの母を入れるのであれば、FoWや剣を鍬にと差し替えることになり、充分に使う理由が必要にあるだろう。

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黒の万力は弱い

このカードに可能性を感じている人もいるが、弱いと考える理由は以下の通りだ:

  • レガシーのコントロールデッキは、相殺の様なパーマネントを使ったソフトロックが多く、手札を早いターンから消費する。
  • Force of Willのピッチ能力と相性が悪い。サイドインしたカードをFoWで打ち消された場合、同時に万力も無駄カードになってしまうことも意味している。
  • 対戦相手がマリガンすると効果が薄れる。もしマリガン後、1ターン目に動かれるとそれだけで無駄になってしまう。レガシーでマリガンしないデッキはマナレスドレッジだけで、その時は有効だろう。
  • バーンデッキの新しい手段としても考えられるが、後半の苛立たしい小悪魔の方が強い。

私の推測が間違っていても、それはそれで面白いので楽しみにしている。

Hymn to Tourachが再度活躍する

過大評価かもしれないが、ディグ環境では全く活躍しなかったことを考えると、言い過ぎではないだろう。

ディグの登場以前、ジャンド・ジャンク・白黒などの黒のフェアデッキは、手札破壊からリリアナにつなげることで、ショーテルをはじめとしたコンボデッキに対抗していた。
このコンビネーションがあったので、キーになるサイドカードを求めて積極的にマリガンすることも可能だし、不得意なデッキと戦うこともできる。得意なデッキにはもちろん強い。

時を超えた探索がこれを破壊した。リリアナも探査の手助けになってしまった。

Force of Willデッキに強力なカードであるHymnは、青くないデッキを使う理由になる。そしてその様な環境になることを楽しみにしている。

Hymn to Tourachを使用するのであれば、青のミッドレンジに強力な、罰する火を活用できるジャンドが良いと思っている。
単体でも強い罰する火パッケージはジャンドにマッチしているし、突然の衰微が相殺や安らかなる眠り等の、コンボ妨害手段への対策になる。


Jund
4:《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3:《Badlands》
3:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
3:《不毛の大地/Wasteland》
2:《Bayou》
2:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《沼/Swamp》
1:《森/Forest》

4:《闇の腹心/Dark Confidant》
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3:《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》

3:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《罰する火/Punishing Fire》
4:《突然の衰微/Abrupt Decay》
3:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《Hymn to Tourach》
1:《森の知恵/Sylvan Library》

サイドボード
1:《Hymn to Tourach》
1:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
2:《Chains of Mephistopheles》
1:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1:《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《破滅的な行為/Pernicious Deed》
2:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
2:《仕組まれた疫病/Engineered Plague》


単純に昔のリストの焼き直しではない。現在の主力アーキタイプを意識して構築している。

燃え柳と罰する火のコンボをフルに入れていないタイプもみかけるが、私は4枚確定だと思っている。
特定のマッチではコンボだけで勝つことが出来るし、このデッキをプレイする理由だといっても過言ではない。
また揃わない限り、どちらも弱いカードになってしまう。

燃え柳をTaigaにすることで色マナは安定するが、不毛な大地で燃え柳を破壊される可能性を考えるとやはり4枚入れたい。

今週は以上。

おまけ

上記のジャンドのリプレイビデオも公開されています。

Channel CalebD – Legacy Jund> by Caleb Durward

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