【翻訳】欠片の双子が禁止になった本当の理由&モダン環境の未来予想図(前編) by Neal Oliver

Splinter-Twin

Channel Fireballより、モダン環境に関する記事です。

『ゲートウォッチの誓い』のプレリの最中、モダン環境で花盛りの夏と欠片の双子が禁止になることが発表されました。
花盛りの夏については発表以前から多くのプロたちが予測していましたが、欠片の双子については大きな議論をまき起こしました。
今回は欠片の双子が禁止になった理由と、今後のモダン環境に関する考察をお届けします。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


《花盛りの夏》 禁止
《欠片の双子》 禁止

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なぜ?

モダンには4ターンというガイドラインがある。
安定してこのルールを破るデッキには制裁が加えられる。
花盛りの夏が正しくそれで、今回の禁止は驚くことではない。
アミュレットブルームは、じわじわと環境のベストデッキとしての地位を築きつつあった。
多くのプロが2ターンキルの安定性の高さから、使うべきだと主張していた。
禁止は必然で、あとは精力の護符と花盛りの夏のどちらを禁止にするかの問題だけだった。
そして答えは出た。

欠片の双子の禁止にはびっくりした。
しかし以前の、出産の殻が禁止になったときを思い出した。
殻は完全に環境を支配していたし、対策してもそれを上回り、名実ともにナンバーワンだった。
殻が着地してしまうと、大蛇が獲物を締め上げるように、対戦相手を追い詰めていく。
アドバンテージを取り続けながら、無限ライフや無限ダメージも持ったあのデッキは壊れていた。
弁解の余地は無い。

一方、双子は環境の優等生だった。
ルールをしっかり守っていたし、無警戒な相手が3ターン目にタップアウトしようものなら、4ターンキルが待っている。
このデッキの問題は、対戦相手の動きに合わせて勝ち筋を変えられるところだった。
対戦相手がコンボを警戒しなければ瞬殺する。
コンボを警戒する相手には、アドバンテージを稼ぎながら焼き殺すことができる。

サイドボード後は、コンボ対策を見越して、ケラノスコントロールになることもできた。
しかも4ターンキルの可能性も残したままで。
そう考えると、双子が禁止されなければいけない理由もみえてこないだろうか。
これからは常に4ターンキルに怯え続ける環境ではなくなったのだ。

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残されたもの

アミュレット

重要なのは、ウィザーズは護符は禁止にしていないということだ。
1ターン目に護符、2ターン目にバウンスランドと迷える探求者、梓、3ターン目に原始のタイタン、4ターン目に契約コンボは依然として可能だ。
以前よりは弱体化したが、デッキがなくなったわけではなく、おそらくプレイアブルだろう。

原始のタイタンで殴り勝つパターンよりも、マナを調整して集団心理にシフトするかもしれない。
そうすることで土地の選択が変わり、新たな戦い方がうまれるだろう。
さらにニッサの誓いの登場で、必要な土地、梓、タイタンなどのパーツを探すこともできる。
もしアミュレットブルームというデッキが本当に好きで、カードもFNM用に揃えてしまったのなら色々手を加える価値はある。

鏡割りのキキジキ

欠片の双子はキーパーツだが、あくまでも4ターンキルのためだ。
大抵のデッキは4枚の双子に、1枚の鏡割りのキキジキを取っていた。
4ターンキルは不可能になったが、キキジキを4枚にすることで、これまでと同じスタイルで5ターンキルは可能だ。
追加の1ターンを与えることになるが、やはり双子コンボのプレッシャーをかけることはできるし、アドバンテージゲームも狙うことができる。
大きな違いは稲妻に弱くなった点だ。
キキジキ起動に除去されると止まってしまう。

しかし呪文滑りには耐性がついた。
キキジキと詐欺師の総督は自分のパーマネントしか対象に取れないからだ。
この変化により、5ターンキル対策専用のカードは少なくてよくなった。
もしくは、よりアドバンテージに焦点を当てたジェスカイバージョンがデフォルトになるかもしれない。

Jeskai Twin By Paulo Vitor Damo Da Rosa
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3:《乾燥台地/Arid Mesa》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
1:《滝の断崖/Cascade Bluffs》
4:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
1:《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
1:《平地/Plains》

3:《前兆の壁/Wall of Omens》
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4:《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》
3:《修復の天使/Restoration Angel》
2:《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》

4:《血清の幻視/Serum Visions》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《流刑への道/Path to Exile》
1:《呪文嵌め/Spell Snare》
4:《差し戻し/Remand》
3:《欠片の双子/Splinter Twin》
1:《払拭/Dispel》

サイドボード
2:《呪文滑り/Spellskite》
1:《否認/Negate》
3:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2:《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《至高の評決/Supreme Verdict》
2:《摩耗+損耗/Wear+Tear》
2:《払拭/Dispel》

このデッキの双子は3枚だ!
双子はもともと修復の天使と相性が悪いので、このリストの場合は追加のキキジキと前兆の壁にするだろう。
このデッキは、よりコントロール色が強く、相手の妨害も得意だ。
最速でウラモグやカーンを叩きつける環境ではスピードに難ありだが、双子というアーキタイプが死に絶えたわけでは無い証明だと考えている。
単純に適切なスピードに調整されただけだ。

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勝者:アンフェアデッキ

モダンは4ターンのフォーマットだ。
しかしそれを破るデッキも依然として存在する。
これらは勝率そこまで高くないので許された。
まぁ、そんなものだ。
時が過ぎて環境支配的になったり安定性が増したら、いつ禁止になってもおかしくない。

Infect By Tom Ross

2:《森/Forest》
3:《繁殖池/Breeding Pool》
4:《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2:《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》

1:《屍百足/Necropede》
2:《呪文滑り/Spellskite》
4:《荒廃の工作員/Blighted Agent》
4:《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》

1:《怨恨/Rancor》
1:《野生の抵抗/Wild Defiance》
2:《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
3:《強大化/Become Immense》
1:《四肢切断/Dismember》
4:《地うねり/Groundswell》
1:《古きクローサの力/Might of Old Krosa》
1:《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
2:《よじれた映像/Twisted Image》
4:《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》

サイドボード
2:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《呪文滑り/Spellskite》
1:《怨恨/Rancor》
1:《野生の抵抗/Wild Defiance》
4:《自然の要求/Nature’s Claim》
1:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《よじれた映像/Twisted Image》
2:《払拭/Dispel》

感染は2ターンキルが可能で、難しいことでもない。
1ターン目にフェッチからぎらつかせのエルフ。
2ターン目にギタクシア派の調査、変異原性の成長、変異原性の成長、強大化で11毒ダメージだ。
これで終わり!
ギタクシアで手札を見ているので、流刑への道を合わせられる危険も無し。
余ったマナを使徒の祝福に使ってもよい。

感染は簡単に3ターンキルが可能なデッキだ。
このデッキが許されているのは、クリーチャー&パンプスペルという、対処が簡単なパーツで構成されているからだろう。
それでも毒殺されないよう充分な注意が必要だ。

Bogles By Ari Lax

1:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
4:《地平線の梢/Horizon Canopy》
4:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4:《寺院の庭/Temple Garden》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
4:《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》
4:《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》
4:《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》

3:《流刑への道/Path to Exile》
4:《夜明けの宝冠/Daybreak Coronet》
4:《天上の鎧/Ethereal Armor》
4:《ハイエナの陰影/Hyena Umbra》
4:《怨恨/Rancor》
4:《蜘蛛の陰影/Spider Umbra》
1:《霊魂のマントル/Spirit Mantle》
3:《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》

サイドボード
3:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4:《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《原基の印章/Seal of Primordium》
1:《石のような静寂/Stony Silence》
4:《抑制の場/Suppression Field》

ボーグルズは2、3ターンまでに、対戦相手が対処できないぐらいクリーチャーを強化する。
さらにライフゲインもしながら、怨恨でチャンプブロッカーも突破する。
うまくボーグルズの動きに対処できれば簡単に勝てるが、最速で動いてくるデッキだ。
呪文滑りが最大の回答になるが、禁止によって価値が下がってしまった。
現在ではヴェールのリリアナが良さそうだが、ドライアドの東屋でサクり能力に対処してくる。
死すべき定めが新しい対策として良さそうだが、やはり呪文滑りにはかなわない。

後編もお楽しみに!

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コメント

  1. abab より:

    相手の土地が立っている状態で4ターン目を妨害手段なしで返したときに、何もないところから突然死するのはいささかやり過ぎ感ありましたね。
    コントロールという妨害しにくいデッキで妨害しにくい2枚コンボ…。詐欺師の提督のタフネス4も重要だったと思います。
    twinの弱体化だけを見るのなら詐欺師の提督禁止でも良かった気がします

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