【翻訳】『ゲートウォッチの誓い』ドラフトアーキタイプ解説!緑白編 by Neal Oliver

Channel Fireballより、ニール・オリバーによる『ゲートウォッチの誓い』ドラフトの環境解説記事です。
発売前にもかかわらず、OGWの加入で環境がどう変わったか、詳細に解説されています。

第1回目の今回は緑白編をお送りします。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


マジック・オリジンや戦乱のゼンディカーでも同種の分析をしたが、ようやく小型セットと大型セットの混合ドラフトについて話すときがきた。
『ゲートウォッチの誓い』が入ることにより、既存のアーキタイプがどのように変わったか見ていこう。
多くのアーキタイプは構成が変わっただけだが、まったく方向性が変わったものもある。
では始めよう!

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緑白

以前のアーキタイプ:同盟者

現在:同盟者

キーカード

タジュールの道守 ニッサの裁き 救援隊長 同盟者の援軍

『戦乱のゼンディカー』での白は同盟者シナジーと、飛行というサブテーマを持っていたが、今回は同盟者だけに絞られた。
しかし数は増えたが質が上がったわけではない。
盟友は結集に代わる同盟者の能力で、2体いると活用できる。
防御的で横展開したときに発揮する能力だ。

オンドゥの戦僧侶
本来の緑白は、可能な限り早く、大きなクリーチャーを展開して攻撃したい。
しかしオンドゥの戦僧侶のように、弱くも強くもないカードを使わなければいけない。
しかし白のクリーチャーはほとんどが同盟者なので、3パック目の戦乱のゼンディカーで結集能力に期待できるようになった。

このカラーコンビネーションの利点は、展開力があり、サイズでも圧倒できることだ。
サポート能力が充実しているので、通常のドラフトデッキよりもクリーチャーを多めに入れられる。
タジュールの道守のような大型クリーチャーも同盟者なので、シナジーを活用して大ダメージを叩き出すことも可能だ。
この戦略はモダマス2の緑白とよく似ている。
カヴーの上等王の様に軽い7/7こそいないものの、展開してデカブツで攻める点は同じだ。
じっくりと展開して、対戦相手がスキを見せた瞬間に一発で仕留めるのだ。

このアーキタイプのもう1つの問題は、緑と白が『ゲートウォッチの誓い』で最弱の色だという点だ。
さらにBFZの緑もアンプレイアブルとまぁまぁのカードが大半だ。
つまりドラフトを通じて、弱いカードを何とか活用しなくてはいけないということだ。

種子の守護者 忘却の一撃 巨岩投下
ではどうすれば勝てるのだろう?
あまりドラフトされていない卓で、シナジー重視でいくしかない。
OGW環境初期は、さらに弱くなった緑は人気がないだろうから、それを意識しながら道筋を立てる。
さらに緑のカードは種子の守護者の様な例外を除いて、忘却の一撃や巨岩投下の様に分かりやすい強さを持っていないので、初手取りされる可能性は低いと考えている。

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評価を上げた『戦乱のゼンディカー』のカード

タジュールの獣使い タジュールの戦呼び 林番のドルイド
緑はドラフトされづらいので、3パック目でこれらの同盟者をピックするのは簡単になるだろう。
どれも複数回誘発させられれば、硬直した盤面もひっくり返せる。
ニッサの裁き 孤立領域
このシナジーがあれば、慢性的な除去不足、という緑白の欠点を補えるし、ニッサの裁きと孤立領域も登場している。

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評価を下げた『戦乱のゼンディカー』のカード

フェリダーの仔 幽霊の歩哨 オラン=リーフの発動者 噛み付きナーリッド
BFZ環境では、まず展開してから同盟者で強化する、という戦略だった。
なので同盟者でないクリーチャーを入れる必要があった。
現在では多くの同盟者がいるので、それ以外の雑多なクリーチャーは以前ほど活躍しない。

緑白で勝利するためにはシナジーが必要だ。
カードパワーだけでみると、他の色よりも明らかに劣っている。
例外は白のフライヤー軍団と、それをサポートできるカードが取れたときぐらいだ。
影の滑空者
そうでない場合は、影の滑空者も使い道が無いだろう。

次回は青白です!

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