【翻訳】PTQ常連がプラチナプロになるまで by Jared Boettcher

jared
Mana Deprivedより、今年度ルーキーオブザイヤーの最有力候補である、ジャレッド・ボーチャー(Jared Boettcher)の1年間の振り返りです。
彼のマジックに対する姿勢は、全てのプレイヤーが参考にできるのではないでしょうか。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。

※この記事は2014年に旧サイトに掲載されたものです。
※彼は後にデッキ操作の不正行為を行ったことが明らかになり3年の出場停止処分を受けています。


時は2013年5月19日までさかのぼる。
まさしくPTQの決勝戦が始まろうとしていた。私は前週のSCGクラシック決勝で敗れたばかりだった。
火の出るような熱戦で、かつてないほどベストを尽くし、遂に勝利することができた。
あの時の喜びをなんと表わしたら良いのだろう!やっと、やっと優勝できた、という気持ちでいっぱいだった。
これまでもトップ8には何度も残っていたが優勝は初めてだった。
さらにその2か月後、SCGオープンレガシーで初めてトップ8に入ることができた。
自分の中で火が灯り、これまでのプレイとは何かが変わったのを感じていた。
さらに2か月後のスタンダードオープンでトップ8に入り、私の戦績リストに書き加えられたのだった。(今振り返ると当時のリストは本当に短いものだったが。)
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GPファイナリスト

遂にはGPワシントンDCの決勝でオーウェンに敗れ、準優勝することができた。
グランプリまでに3つのPTQでトップ8に入っていたが、どれも優勝には至らなかった。
GPファイナリストになっただけでなく、次のプロツアーの権利も手に入れることができたなんて!
しかもその翌週、SCGオープンレガシーでは、とんとん拍子に優勝してしまった。
自分の戦績を見返して大きな満足感に包まれた。
プロツアーの1か月前に、既に次のプロツアーの権利まで持っているなんて。

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プロツアーに向けて

プロツアーの練習はこれまでと比較にならないぐらい過酷なものだった。
数えきれないほどドラフトをして環境理解を深める必要があった。
残念なことにPTの前週に開催されるGPパリに出場するために1週間早く出発しなければならなかった。
その時点で二つの候補デッキがあったのだが、結局チームメイトが作ってくれた新しいデッキで出場することになった。
PTの1週間前にデッキを変更することになるなんて?!
結果、Bryan Gottliebの作ってくれたデッキのおかげで、構築ラウンドで素晴らしい成績を残すことができた。
初めてのプロツアーは、緊張と興奮の入り混じった、今まで感じたことの無い感覚を味わった。
世界最高のプレイヤー達に囲まれ、自分の気持ちが高まっているのを感じた。
参加しただけでは絶対に満足しない、と。
自分の名前をマジック界に刻みつける思いで、最高のスキルを持ったプレイヤー達と厳しい戦いを繰り広げ、ついには9位という成績を収め、その週末は幕を閉じた。
ある日、何気なくネットを見ていると、自分がルーキーオブザイヤーの3位にランクインしているのを発見し、文字通り目を丸くしてしまった。
しかしBen Lundquistが、気にせずにベストを尽くすだけだ、という素晴らしいアドバイスをくれたので冷静になることができた。
これまでやってきたようにやるだけだ。
3か月後の次のプロツアーまでに、可能な限りグランプリやSCGのイベントに出場して腕を磨いていった。
GPリッチモンドでは初日落ちしたがスーパーサンデーシリーズで優勝することができた。
GPシンシナティではトップ8だった。
シンシナティの結果、たった2ポイントだがルーキーオブザイヤーのトップを取り、さらにSCGインビテーショナルのトップ8にも入ることができた。
あっというまに次のプロツアーの時期となり、再度激しい練習が始まった。
Dan Jordanと私はお互いに納得したデッキ選択が出来るまで何時間も調整を重ねた。
以前所属していたチームFlipsideのメンバーも協力してくれた。

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マジックに対する姿勢

2度目のプロツアーはいくらかリラックスして臨むことができた。
結果は10位で、プロプレイヤークラブのプラチナレベルを確定させることができた。
ルーキーレースも12ポイントリードしている。
残りのシーズンもこれで満足せずに、よりプレイの改善に努めていくつもりだ。
1年前と現在で、成功のための姿勢が変わってきたと感じている。
  • 目標を持ってトーナメントに参加することをやめた。達成されなかっときに失望してしまうからだ。常にベストなプレイを心がけて、それが出来なかった場合は原因を追究して次回に活かす。それの繰り返しだ。
  • 水分補給を心がけ、空腹を感じたら食べること。但し食べ過ぎは良くない。ランチや夕食時であっても軽食で済ますようにしている。そうすることで思考をクリアーに保つことができる。
  • 今も改善を続けているのが、自分がコントロールできることを見極めることだ。事故が起こるのは仕方がない。重要なのは、事故ったときにどうすればそこから抜け出すことが出来るか、を考え続けることだ。友人たちとどうすれば良かったか議論するのは良いことだろう。
  • ラウンドの合間にマジックをプレイするのをやめた。別のカードゲームを遊んだり、おしゃべりをして時間を潰すようにしている。楽しい時間を過ごすことで、真剣勝負により集中できるようになった。
  • 楽しむこと。仕事をしているんじゃないかと思うぐらいキツイ時もあるが、楽しむことが乗り越えるコツだ。前向きになることでより解決法が見つかるチャンスも広がるだろう。楽しむために、常にジョークを飛ばし、笑いの輪を広げることを心がけている。
  • 他人の意見を聞いて、それに返答すること。自分の方が良く知っていると思って意見を押し付けてはいけない。そうではなくて他人の意見に耳を傾け、その中から改善のヒントを見つけることだ。建設的な議論ができない人に気が滅入ることもあるが、だからといって他人の意見をシャットダウンしてしまうのは勿体無い。
  • 学ぶべきこと、改善点は無限にあり、その姿勢を持ち続けること。トッププロのレベルであっても、全てのゲームで、新しい対応策や戦略を見つけることができる。
サポートしてくれた全ての仲間たちに大きな感謝を贈りたい。
私の成功は、彼らあってのもので、それを分かち合いたいと思う。
夢に生きることは時に苦しいが、私はそれを叶えることが出来た、世界で最も幸運な1人だと思う。
視線を高く保ち、前進することをやめなければ、必ず昨日よりも良いマジックプレイヤーになれることだろう!

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コメント

  1. 名無し より:

    後にシャッフル不正でサスペンドを受ける
    プレイヤーの記事をもう一度挙げるのは
    いかがなものでしょうか…。
    当時はどんなに参考になることを言って
    いたとしても信じられない気がします。

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