【翻訳】PVが語る、マリガンに潜む4つワナ。陥りがちな判断ミス。 by Paulo Vitor Damo da Rosa

pitfall-trap-683x280

Channel Fireballより、PVの連載記事「キープ?マリガン?」の特別篇として、今回は一般的に言われているマリガン判断の誤りについて解説しています。
ここで紹介されている内容は誰でもよく効くセリフではないでしょうか。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


今回は普段の「キープ?マリガン?」ではなく、マリガンに関する全般的なセオリーを紹介しようと思う。

ご存知の通り、マリガンに完全な正解は無い。
ある程度計算はできるし、明らかな正解がみつかる場合もあるが、多くは経験と感覚からくる不明瞭なものだ。
だからこそ何年もマリガンに関して言われ続けている、誤った考え方がいくつかある。
私はこれをマリガントラップと呼んでいて、キープしたくなるが、いくつかの理由で実際はしてはいけない手札のことだ。
今日は4つの罠について解説しよう。

まず覚えておいて欲しいのは、「キープ?マリガン?」シリーズ全てに共通するが、各手札のマリガン判断の正誤について議論したいわけではない、ということ。
その裏にある考え方を共有したいと思っている。
もし私の判断に同意できなくても、考え方を理解してもらえれば充分だ。
次回以降の経験に活かしてもらいたい。

スポンサーリンク

トラップ1:もう一枚土地が欲しい

一番みかけるマリガンミスは、土地が1枚で、もう1枚欲しいときに起きる。
私はあまりリスクを取るタイプではないが、1ランドキープすることは悪くないと思う。
問題は「もう1枚土地が欲しい」と言いつつも、実際は瞬殺されないだけで、勝つためにはもっと土地が必要な場合が多いということだ。

土地1枚、2マナ2枚、3マナ、5マナ2枚という手札を想像してほしい。
序盤に土地が必要なのは当然だが、2マナクリーチャーだけでは勝てないので(石鍛冶の神秘家でもない限り)、結局5枚目を引くまでの時間が必要になる。
しっかりと計算すれば、土地を引ける可能性の低さは分かるはずだが、実際の勝負になると判断を間違える

4週目の記事で二つのよく似た手札を紹介した。

343 (1) en_fqoeND5lOY en_dYTIgARTO9 sprintingwarbrute aeriebowmasters en_O4ZbDKuaCR en_kzk9fkhaWf

Zzhd2haY2OeYsmmEZzhd2haY2OeYsmmEOMPYGJS6ajapjMAv (1)OMPYGJS6ajapjMAv (1)XK46KnK3Ex53SuZm (1)liliana-of-the-veilvraFDfuOygeCqaYd

私は、1つ目はマリガンで2つ目はキープだと書いた。
「どちらも土地が1枚必要なだけで同じではないのか」と多くの人に質問された。

私の考えでは、ドラフトの方はリスクに合った見返りが期待できない。
土地が引ければ一応のゲームになり、そうでなければ何もプレイできない。
うまくいけば、きれいなカーブで展開できるかもしれないが。
ざっくり計算すると次に土地を引く確率は約75%だが、勝つためにはもっと必要になる。

土地がこなければ自動的に負け。
引けたとしても続かなければゲームにならないだろう。
仮に2ターン連続でうまくいっても、どちらも山だったら?

一方、モダンの方は話が違ってくる。
こちらは本当に土地が1枚あればいいだけだ。
1枚あればもう充分で、しかも強い。
見返りが大きいのでリスクを取る価値があると考える。

ここから得られる教訓は:
もう1枚土地が欲しいと考えたとき、それがあれば素晴らしい手札に化けるのか、ただ瞬殺されないだけなのか、を考えること。
即座に負けなかったとしても、色の合わない変異をプレイしていては時間の問題だ。
2ターン目に2/1をプレイできるかは勝ち負けには関係しない。

スポンサーリンク

トラップ2:実質マリガン

より、実質マリガンだ、と言っている人をみかけるが、これは危険な考え方だ。

マリガンと同じだと考えるには二つの理由がある。
一つ目は重たいカードがあるということ。
例えば時を超えた探索やウギンが土地2枚の手札にあったとしよう。
これらが活躍するのは随分先だが、実際に役立つ場面が存在する。
できる事ならウギン以外のカードが望ましいが、8マナまで延びれば素晴らしい働きをする。
ウギンをマリガンするコストは”無料”ではない。

二つ目の理由は何もしないカードがある、ということ。
エスパーミラーの究極の価格はなんの働きもしないので、確かにマリガンと同等だ。
赤単同士の2枚目のパーフォロスの槌も無駄カードだ。
これを実質マリガンだ、と考えることは間違いではないが、引いてくる可能性も考慮に入れなければいけない。

例えばエスパーミラーで土地6枚と究極の価格という手札だったとする。
これは1枚の無駄カードと6枚の有効牌だ。
究極の価格が無い手札を求めて”無料”でマリガンして、もしもまた引いてしまったらどうだろう。
有効牌が5枚に減るのは大きな痛手だ。
手札になかったとしても、3、4ターン以内に引く可能性もありうる。
ライブラリーにある以上、そこから逃れることはできない。

ここから得られる教訓は:
実質マリガン、と言いたくなるような手札があることは間違いない。
しかしマリガンは絶対に”無料”ではない。
マリガン後に同じような手札になる可能性はありうる。

スポンサーリンク

トラップ3:土地とスペル

マリガンは大抵、土地しかなかったり、スペルだらけの手札のときに起こる。
6枚以上土地がある場合は簡単な判断だ。
問題は、ちょうど良い枚数の土地とスペルがある場合だ。
良い手札だと騙されてしまうことが多い。

マジックで一番の負けパターンはカードをプレイできないことだ。
土地が詰まったり、スペルを全く引かなかったり。
それは避けたい事態だが、3、4枚の土地とスペルの手札を信用しすぎてもいけない。
土地無し手札を恐れるあまり、すべきでないものをキープしてしまう。

先ほどの例とは対照的な手札を前回紹介した。

335 (5)347343 (2)en_GNOZO87Pyqen_epejjt54g1ojutaissummons

アグレッシブな緑白相手に後手の場合、挽回できない可能性が高いので、キープすべきでないと考える。
土地もスペルもあるし、弱いわけではない。
しかし序盤の展開が欠けている。

時間的猶予を過大評価している人が多いと感じている。
確かにリミテッドで5ターン目までに負けることは少ない。
しかし劣勢を巻き返すほど強力なカードが無ければ、いくつかスペルをプレイできても、最終的に負けてしまうだろう。
緑白アグロ相手なら更にその可能性は高い。

ここから得られる教訓は:
土地とスペルの枚数がちょうど良くても、求めているものでなければ積極的にマリガンして問題ないということだ。

トラップ4:5枚になったらどうせ負け

正直言って、相手が7枚キープでこちらが5枚までマリガンすると、それだけで負けた気分になる。
しかし気持ちとは関係なくゲームは進むし、私は決してあきらめない。

ダブルマリガンは本当に最悪だ。
これは間違いないが、ゲームロスではない。
5枚でも勝つことはできるし、対戦相手はどうせ負けないだろうと思って、弱いハンドをキープする場合もある。
特に対戦相手が6枚のときに、5枚になるよりは、と思う人は多い。
7枚からマリガンするときよりも、ダブマリの判断は甘くなる。
5枚のときの勝率が、一般的に過小評価されているように感じている。
確かに低いが、無視できるほど小さくもない。

時に強気にマリガンしてまで探しにいくべきカードもある。
例えばフェアリーの苦花のように、6枚の平凡な手札よりも、5枚の苦花入りの方が強いので、積極的にマリガンするべきだ。
同様の例としては、コーブレイドの石鍛冶や、力線の様に非常に強力なサイドカードもあてはまる。

最近のレガシーのGPで奇跡コントロールミラーの2戦目、6枚の手札が弱かったので、私はとにかくサイドインした石鍛冶を探すことにした。
5枚でも引けなかったので、4枚までマリガンすることになった。
おそらく5枚でも6枚でも、土地と石鍛冶の両方をトップデッキしなければ勝てなかっただろう。
それを祈るよりはマリガンした方が良い。
4枚で土地1枚と石鍛冶を引きこみ、それだけで勝つことができた。

ここから得られる教訓は:
5枚の手札は厳しいが、一般的に考えられているほどではなく、弱い6枚よりも好ましい。
特に見つけたい強力なカードがある場合は、積極的に5枚にするのが正解だ。


こちらもおススメ!

『カラデシュ』予約受付中!

『カラデシュ』予約受付中!


Amazon BOX
 バンドル

駿河屋 BOX

シェアして頂けると嬉しいです!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローして頂くと最新情報を逃しません!

コメントをどうぞ