【翻訳】なぜベストなデッキを使わないんですか? -デッキ選択に潜む4つのワナ- by Nathan Holiday

youngpyro

Channel Fireballより、ネイザン・ホリディがトーナメントで勝つためのデッキ選択について、起こりがちなミスと対処法について解説しています。
私も含めて、身に覚えのある人も多いのではないでしょうか。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。

※この記事は2015年1月に旧サイトに掲載したものの転載です。


デッキ選択はトーナメントの結果に最も影響を与える要素だ。
完璧なプレイが出来たとしても、対戦相手のデッキよりも劣っていたならば負けてしまうだろう。
勝ちたいと思うなら、ベストなデッキを選択しなくてはならない。

では何故全員がベストデッキを選択しないのだろうか?

第一に、どのデッキがベストなのかについて意見が分かれるからだ(まれに一致するときもあるが)。
環境初期は、どのデッキがベストかを知る術が無い。
Tier1に分類されるデッキが複数存在する場合もある。
ラヴニカ/テーロスブロックのスタンダードを振り返ると、青単信心と黒単信心がベストデッキだったと考えている。
どちらも安定した勝ちパターンがあり、互いの相性も互角だった。
いずれか一つを選択することがベストな選択だ、と言うことが出来る。

仮にこれが正しいとすると、何故別のデッキを選択する人が存在するのだろう。

知識の欠如
どのデッキがベストなのかを知るためには相応の時間が必要になる。
環境が成熟していれば、直近のトーナメント結果を見て、いくつか戦略記事を読めば、どのデッキが環境を支配しているのか知ることができる。
しかし新しい環境では、ベストデッキはまだ現れていないかもしれない。
最善の選択にたどり着くために、誤った選択を繰り返すこともあるだろう。

勝利だけを目的としていない
純粋に楽しむためにトーナメントに参加する人達も多く存在する。
勝利は二の次で、好きなデッキを使うことを重視しているのだ。
これ自体は全くもって間違ったことではない。
マジックはゲームで、楽しむためにやっているからだ。
私の場合は、勝利した瞬間が、マジックをプレイしていて最も楽しいと感じる。
なのでこの文章も”勝利する”ことを目的として書かれている。

カードの入手可否
これもベストデッキをプレイしない要素としてつきまとう。

最も興味深いのは、ベストなデッキを知りながら、それをプレイしない人々だ。
彼らの主張はこうだ。
”このデッキに愛着があるんだ。ベストでは無いのは知っている。だけど・・・(ここでもっともらしい言い訳が入る)”

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メタゲーム

脆いデッキを、メタゲーム的にベストデッキに勝てる、として持ち込むプレイヤーもいる。
しかし私はこの戦略で成功したことがない。
去年のGPポートランド(モダン)で、私はトロンを使っていた。
これがベストデッキではないことを自覚していたが、メタゲーム的にジャンドや殻に強いデッキを使いたかったのだ。
確かにジャンドと殻には勝つことができたが、それ以外に勝てないことが多かった。
またスケープシフトの様に、ほぼ負けのマッチアップも存在する。
結果、私の尖ったメタゲーム戦略は、充分にラウンド数のあるトーナメントでは、上手く機能しなかったというわけだ。
おとなしくジャンドや殻を使っていれば!、と後悔したが後の祭りだった。

ベストデッキだけをメタることの問題は、例えベストデッキが明らかな場合でも、殆どのプレイヤーがそれを選択しない、ということ点にある。
全員がベストデッキを選択しない限り、劣った戦略になってしまう。
恐らくベストデッキから得られる勝利ポイントよりも、それ以外に奪われるポイントの方が多くなってしまうだろう。
(もしも、それ以外のデッキにも勝つことが出来たなら、新たなベストデッキを発見したということだ。)
結論は、メタゲームに抗うよりも、その流れに身を任せた方が良い結果を得られる、ということだ。

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優位に立つ

他によく聞く迷信は”他人と同じようなデッキを使っていたら優位に立てない”というものだ。
ベストデッキを使う、ということ自体が優位なのだ。
目新しさのない単に強いデッキを使って勝ったラッキーな人、になってもいいではないか。
脆い戦略のデッキよりも、純粋に”強い”のだから。
ミラーマッチや別のベストデッキとの対戦は練習量がものをいう。
ベストデッキを選択しているプレイヤーの中でも、充分な練習を積んでいる人の割合は意外と少ないものだ。
修練を重ねることで全ての相手に対して優位に立つことができるだろう。
また練習中にベストデッキの更なる改善点を見つけることができるかもしれない。

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プレイスタイル

”自分はコントロール/アグロ/コンボプレイヤーだからベストデッキは自分のスタイルに合わない。”という話もよく耳にする。
経験上、ベストデッキは明らかに”最強”なのだ。
マジックで最も簡単な勝ち方は、強力なカードを叩きつけることだ。
普段コントロールを使っているからという理由で、弱いコントロールデッキを使うよりは、純粋に強いアグロを使った方がプレイするのが簡単だろう。
もしベストデッキが自分のスタイルでなかったとしても、個人的な趣向は一旦無視して選択することで、結果的に勝率は高くなるだろう。

デッキを練り上げる

全てのベストデッキはどこからか現れる。
そして次のベストデッキも。
もしあなたが新たなベストデッキを発見したならば大きなアドバンテージを得られるだろう。
ではどうしたら、それを発見した、と言うことが出来るのだろう。

重要なことなので繰り返すが、ベストデッキは明らかに”最強”なのだ。
もし、なんとか勝利することが出来た、と感じているならば、それはベストデッキではない。
僅差で勝利する過程を楽しんでいるとしても、自分に正直にならなければいけない。

これはポーカーで言うところの「鮮やかなプレイがしたい症候群」(“Fancy Play Syndrome”)と同種のもので、必要以上に複雑なプレイをすることで自分のスキルを誇示する、ことが目的になってしまっている。
特別な理由がない限り、ありふれたベストデッキを使うのが常に正解だ。
ベストデッキを使いこなせないのに、最先端ぶったデッキ選択をするのは止めにしよう。

今週伝えたかったことは以上だ。
週末GPニュージャージーで会えることを楽しみにしている。
では次に会う日まで、お互いベストデッキを使い続けんことを!

Nathan Holiday


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