Channel Fireballより、ニール・オリバーによるドラフト解説記事です。
マジック・オリジンはこれまでの基本セットと比べると、かなりエキサイティングな環境のようです。
やる機会はあまり多くないかもしれませんが、是非色々な戦略を試してみたいものです。
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
マジック・オリジンは使ってみたいパワフルでユニークなカードに溢れている。
近年の基本セットで新しい能力が追加されたのは初めてで、どのカードも強そうにみえて、構築によって強さが全く変わる。
非常にドラフトの面白いバランスの取れた環境になりそうだ。
白青
《トーパの自由刃》や《戦乱の神託者》のような高名クリーチャーは、一度発動すればマナレシオを上回る。
《包み込む霧》や《騎士の勇気》は突破する力を与えてくれるし、《霊気への抑留》や《分散》のような青のテンポカードもサポートになる。
《勇者の選定師》も戦略に合っているし、単体でも強力なので早めにドラフトしたい。
序盤に攻めきれなくても青の飛行クリーチャーが後続となる。
《雷鳴のワイヴァーン》が青白飛行のキーになるだろう。
最注目カード:《族霊導きの鹿羚羊》
エルドラージ覚醒ドラフトで最も好きだったカードの一つで、《戦いへの欲望》とのコンボは無いものの、《閉所恐怖症》と合わせて盤面を固めてくれる。
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青黒
この色の組み合わせは伝統的なミッドレンジだ。
特に黒のクリーチャーが強力で、コンバットトリックや除去でサポートすることになる。
遅めのデッキでは《ニヴィックスの障壁》がテンポを取り返すし、《スカーブの大巨人》は強力なフィニッシャーだ。
《残酷な蘇生》は黒のデッキなら常に入れるが、特に青のゾンビと合わせて使いたい。
《巻物泥棒》の上位互換である《ジェスの盗人》を除去と合わせるのも素晴らしい。
最注目カード:《スフィンクスの後見》
まだプレイしていないのでどれほど強いか確信は無いが、非常に面白い勝ち手段だと思う。
後半のルーター能力は強力で、盤面に影響を与えないとしても使う価値がある。
まずは試してみよう。
《蘇りしケンタウルス》をかき集めれば壁にもフィニッシャーにもなり得る。
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黒赤
《反逆の行動》が入っていると常にサクり台を探してしまう。
今回は《ナントゥーコの鞘虫》が非常に強力なカードとして収録されている。
絵が戻った《ドラゴンの餌》も良い相棒だ。
赤と黒のクリーチャーは全体的に軽く、除去でサポートして、きれいなカーブを描くことができる。
昔から良く取られていた戦略の再現だ。
最注目カード:《死の円舞曲》
後半の無駄カード活用という意味で《苦しめる声》と似ている。
赤と黒には場に出たときに効果を持った強力クリーチャーがいるので、プレッシャーをかけ続けるだけでなく、後半も役に立つ。
赤緑
この色の組み合わせは巨大クリーチャーと火力が全てだ。
赤のクリーチャーは基本的に緑に劣るが、いくつかの高名クリーチャーは緑のパンプスペルと相性が良い。
また≪空網蜘蛛≫と≪ロウクスのやっかいもの≫は非常に強く≪野性の本能≫も優秀な除去だ。
最注目カード:≪地底街のトロール≫
このカードを好きにならずにいられるだろうか!?!
中サイズのクリーチャーとも戦うことができる。
棍棒のトロールほど強く見えないかもしれないが、なんといっても2マナという柔軟性が良い。
緑白
まさしく高名がキーになる。
パンプスペルが重要な環境であることは既に述べたが、この色では特にそうだ。
多色の《城塞の主》も高名持ちだ。
白緑はとにかく早めに攻勢をかけることだ。
高名持ちをブロックさせ、それをパンプして擬似除去として利用する。
通常の白緑とは少し戦い方が違うのが面白い。
普段よりもクリーチャーを大きくするのに工夫が必要になるからだ。
最注目カード: キテオンの戦術
高名クリーチャーの攻勢を、対戦相手に捌かれてしまうこともあるだろう。
遅くなったゲームはキテオンの戦術を使えば、高名を達成していないクリーチャーを強化して相手を圧倒し、結果的に誘発させることもできるだろう!
今回はここまで。
来週は対抗色について語ることにしよう。
マジック・オリジン環境はとても面白そうだ!
是非twitchの実況も楽しみにしてほしい。