【翻訳】デュークの「今週の標的」 ―ローテーション後のアタルカレッド―

Channel Fireballより、前回は歩行機械アブザンを紹介した本連載ですが、今回は『戦乱のゼンディカー』発売後のアタルカレッドに焦点を当てています。
まだフルスポイラーは公開されていませんが、直近のプロツアーで赤単が暴れまわったのは記憶に新しいところです。
果たして今回はどうなるのか、いまから楽しみです。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


今回の標的は、数週間後の発売を控えた戦乱のゼンディカ―発売後の環境のデッキだ。
まだ全てのカードが公開されているわけではないが、大まかなスタンダードの骨組みは見えてきている。

ローテーション後の活躍が約束されている、最速で獰猛なデッキだ。
アタルカレッドは軸がぶれておらず、かき立てる炎とゴブリンの熟達扇動者を失ったが、変更は最小限だ。

新2色土地である燃えがらの林間地は、基本地形を多く使う2色デッキにとって最高だ。

さらに一般的に、ローテーション後数週間はアグロデッキが優勢だ。
戦乱のゼンディカ―が出てすぐは、他のプレイヤーが10マナエルドラージをプレイしようとしているのを横目に、さっさと殴り勝つことができる。


Atarka Red by Reid Duke

4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
1:《森/Forest》
8:《山/Mountain》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《稲妻の狂戦士/Lightning Berserker》
4:《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker》
4:《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》
2:《カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh》

4:《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
4:《アタルカの命令/Atarka’s Command》
4:《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
4:《乱撃斬/Wild Slash》
1:《強大化/Become Immense》
4:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》

サイドボード
2:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
4:《焦熱の衝動/Fiery Impulse》
2:《弧状の稲妻/Arc Lightning》
4:《焙り焼き/Roast》
3:《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》


やりたいことは普段の赤いデッキと同様だ。
20点を最速で叩き込むだけだ!
アタルカレッドはスライであり、アタルカの命令のトークン戦略をサブテーマとして持っている。
なので単体除去では止め切れない。

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取るべき作戦

はじめの3ターンを守り切れるかが重要だ。
2ターン目に除去を打ち、3ターン目にブロッカーが出せれば良いスタートになる。
3ターン目が初動だと光輝の炎あたりか。
もう神々の憤怒も悲哀まみれも無いのだ。
序盤の攻撃を押しとどめるためには単体除去では不十分で、盤面を止めても火力でとどめをさされてしまう。
速いクロックと多少のライフゲインがローテーション後は求められるだろう。
サイドボードは大目にとること!
どのデッキを使っていたとしても最も警戒すべきはアタルカレッドだ。
光輝の炎、大地の断裂、強迫、アラシンのクレリックなどだ。
同盟者?
まだどんなデッキになるか全く想像もつかないが、ランタンの斥候が赤単に対しては最高の回答に見える。
同盟者が数少ない、赤単に相性の良いデッキになる可能性は十分ある。

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取るべきでない作戦

タップインランドを入れ過ぎないこと。
3色以上のデッキで新2色土地を使う場合、基本タップインだと考えた方がよい(すくなくとも序盤は)。
フェッチで持ってくることが多くなるだろうが、同時にタップインの機会を増やすことにもなる。
やりすぎないように気を付けること!
守り過ぎないことも重要だ。
単体除去だけでも、ブロックだけでも全てを止めることはできない。
全体除去かライフゲインだけでもダメだ。
守りながら同時に攻めることが重要だ。

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結論

まだスポイラー期間は終わっていない。
不完全な状態でローテーション後の環境を考えるのは無駄になるかもしれない。
しかし全体像を考えるのに早すぎるということは無い。
私はアタルカレッドが広くプレイされると予測しているし、大きく間違えることはないだろう。

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