【翻訳】LSVのプレイング 赤単でアブザンを倒す ―火力の飛ばし先― by Luis Scott-Vargas

Channel Fireballより、恒例のLSVのプレイングガイドです。

今回はスタンダードで、赤単対アブザンコントロールの対戦です。
衰滅を打たれる可能性がある盤面で、火力を打った方が良いのか、それとも無視して展開した方がよいのか、さらに包囲サイの可能性もあるという難しい選択を迫られています。
是非一緒に考えてみてください。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


現在メインフェイズの開始時で、対戦相手は衰滅入りのアブザンコントロール。
焙り焼きとゴブリンの踵裂きをサイドインしており、狩猟者の効果で、対戦相手の手札に羊毛鬣のライオンがあることが分かっている。


20:《山/Mountain》

4:《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
1:《ゴブリンの栄光追い/Goblin Glory Chaser》
1:《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》
2:《稲妻の狂戦士/Lightning Berserker》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
3:《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker》

4:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4:《灼熱の血/Searing Blood》
4:《かき立てる炎/Stoke the Flames》
1:《タイタンの力/Titan’s Strength》
4:《乱撃斬/Wild Slash》
4:《稲妻の一撃/Lightning Strike》

サイドボード
2:《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》
1:《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
2:《瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker》
2:《マグマのしぶき/Magma Spray》
2:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
4:《焙り焼き/Roast》
2:《洗い流す砂/Scouring Sands》


Mono-Red-Play1
現在考えられる状況は下記の通り:

1、対戦相手の手札に土地が無い
ニッサからタップインランドではなく、森をそのままプレイしたからだ。
またアンタップインの土地を持っていたならば、大歓楽の幻霊に対して4マナのカードをプレイしたはずだ。
またライオンを持っているのを知っており、もし土地を持っていたらニッサをプレイしないはずだ。
よって全てスペルだと推測される。

2、衰滅が最もケアすべきカード
常に意識しながらプレイする必要がある。
悲哀まみれを持っていれば前のターンに打っているはずだ。
包囲サイも意識するべきだが、ケアのしようが無いのでどうしようもない(衰滅は上手く立ち回る方法がある)。

この状況でその様にプレイしたらよいだろうか。

このままクリーチャーを展開してターンを返すのは好ましくない。
大歓楽とニッサの相打ちも同様だ。
全てのクリーチャーが速攻を持っているので、わざわざ衰滅の前に差し出すこともないし、極上の炎技で速槍を強化するのが良さそうだ。

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私のプレイ

極上の炎技をニッサに打つ。
自分の幻霊でダメージを受けるのを忘れないように。
全員でアタックし、対戦相手のライフを9にする。
本体ではなくニッサに炎技を打つのは、幻霊が攻撃できるようにするためだ。
ニッサには2点損するだけの価値があるし、もし速槍をチャンプブロックされたら、返しに衰滅を打たれる。

もし対戦相手が包囲サイをプレイした場合、ひたすらクリーチャーを疾駆させてダメージを稼ぐしかない。
包囲サイをプレイされても、焙り焼きとゴブリンの踵裂きを引ければ勝てるだろう。
衰滅の場合は速攻クリーチャーでプレッシャーを切らさない。
もし次のターンの動きがライオンだけ、もしくはライオンと除去だった場合、幻霊が除去されるので、盤面を再構築する。

パット・コックス(このデッキでプロツアーTOP8)にこのプレイについて確認したところ同意してくれた。
他の選択肢も非常に微妙なラインだが、このプレイングが最も勝利に近いと考えている。

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