Channel Fireballより、オーウェンが考える『戦乱のゼンディカー』で過小評価されているカードの紹介です。
下生えの勇者以外は、デッキの核になるタイプのカードではありませんが、説明を読むと、いずれもよい働きをするカードばかりです。
是非、デッキ構築の参考にしてみてください。
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
プロツアー『戦乱のゼンディカー』はもう目前だ。
スポイラーを見て点数づけをしたり、既存の戦略を進化させられないか日々取り組んでいるところだ。
色々なオンライン上の記事を読むのは楽しく、今後のスタンダード予測する助けになっているが、見過ごされているものもあると感じている。
今回は過小評価されている戦乱のゼンディカーのカードたちを紹介しよう。
下生えの勇者
下生えの勇者はぶっ壊れている。
おそらくあなたが考えているよりも、だ。
このカードをどう評価するかで、このセット全体の評価も変わってくるだろう。
例えば赤緑か白緑のアグロデッキだとしたらこのようなマナベースになる。
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4:《梢の眺望/Canopy Vista》
4:《森/Forest》
4:《平地/Plains》
または
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
4:《森/Forest》
4:《山/Mountain》
12枚の1ターン目のアンタップランドと、12枚のフェッチランドが勇者と鎌豹を強化する。
さらに2色目のマナソースも20枚あるのだ!
ここまでのことはスタンダードでは初めてだ。
下生えの勇者は第2の聖遺の騎士になるだろう(恐らくスタンダード限定だが)。
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完全無視
このカードがセットで最も過小評価されている。
黒を使ったコントロールデッキであれば、マルドゥ、アブザン、青黒コントロールのどれにも入るだろう。
インスタントであるという点だけでも破滅の道に優っているし、搭載歩行機械、死霧の猛禽そしてカマキリの乗り手にも強い。
アブザンの魔除けと違っていつでも搭載歩行機械を除去できるのは素晴らしい。
今後、カマキリの乗り手が活躍すると考えているが、速攻ダメージを受ける前に対処できる点も評価している。
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沸き立つ大地
沸き立つ大地も注目されていないカードだ。
軍属童の突破やドラゴンの餌を使用したアタルカレッドが今後活躍するのは明らかだ。
おそらく数週間前にリード・デュークが構築したようなバージョンになるだろう。
かつてアタルカレッドが猛威をふるっていたとき、悲哀まみれや洗い流す砂を使用していた。
沸き立つ台地はアタルカ同型のサイドカードとして、洗い流す砂として使われるだろう。
弧状の稲妻とも似ているが、一方的に打たれた時のディスアドバンテージが違う。
停滞の罠
停滞の罠は総合的に強い。
基本的には払拭の光と考えてよい。
プレインズウォーカーには対処できないが、強力なプレインズウォーカーの多くはローテーション落ちしたし、マジック・オリジンの変身カードには対策として機能する。
払拭の光を使わなかった理由の一つにドロモカの命令があるが、対象にする機会が最も多いのは搭載歩行機械だろう。
0/0の歩行機械が戻ってくるだけだ!
また一旦、歩行機械を対象にしたら、これをドロモカの命令用にして、別のエンチャントを展開することもできる。
カマキリの乗り手、包囲サイそして搭載歩行機械への回答として多くのデッキでプレイされるだろう。
ジャディの横枝
ジャディの横枝は新しいニクス毛の雄羊だ。
稲妻の一撃が無い環境では、タフネス3あればアタルカレッド相手には十分で、土地を毎ターンプレイできなければいずれにせよ負ける。
ジャディの横枝のメリットはフェッチのペイライフを帳消しにしてくれることで、これは大きな変更だ!
この環境では多くのデッキが12~16枚のフェッチランドを採用しているので、赤相手には大きなメリットだ。
半分雄羊で半分クルフィックスの狩猟者の様なカードで、赤が流行った場合、この1マナカードがサイドカードとして活躍するだろう。
過小評価されている。