【翻訳】保存版!これが現代マジック、7個のドラフトセオリー!(後編) by Pascal Maynard

Channel Fireballより、パスカル・メイナードによるドラフトの記事です。
後編となる今回は3~7までのセオリーについて解説しています。
是非、前編と合わせて今後の参考にしてください。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


先週の続きを始めよう。受けを広くする、まで話したはずだ。

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3、自分の色を決める

1パック目ではまだ色は決めず、7-10手目までは上家の色を見定めるのに使う。
同時に、下に流したものによって2パック目の流れが変わるので、合わせて記憶する必要がある。

例えば青3枚からスタートしたが、赤と黒が多く流れてくるので青は早々に諦めたとする。
しかし2パック目では青が流れてくるだろう。何故なら下家に青のカードを渡していないからだ。
1パック目であまり来ないからといって、すぐに諦めるのは危険だ。

よくある流れは、1パック目は3色の混合になることだ(もちろん2色がベストだが)。
今回の例だとグリクシスになる。
下から流れてくるのでカードをみて2色を決めるのがよい。また3パック目では赤と黒が流れてきやすいことも意識する。

2パック目では色々なことが起こり得るが、最も重要なのは3色を2色に絞り込むことだ。
もしその過程で停滞の罠を流したとしたら、その色はキッパリ諦めて、穴埋めカードを取った方がよい。
上家が白をやる可能性が高くなるので、自分に最高のカードが流れてくることはないだろう。
もし白をやるか決めかねていたとしても、それによって色が決まるだろう。自分がその色をやっていない、というサインを渡していることにもなるからだ。
3パック目に向けて頭を切り替えるべきだ。

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4、ヘイトドラフトをしない

これは3パック目の流れを良くすることにもつながる。
例えば2パック目の中盤で、タジュールの戦呼びを、使われたくないという理由でピックしたとしよう。
これによって上家は緑を諦め、自分と同じ色を始めてしまうかもしれない。
ところでヘイトドラフトと2パック目での色変えは、やってること自体は同じなので、どちらも裏目に出る可能性がある。

私がヘイトドラフトをするのは3パック目だけで、サイドカードすらないときだけだ。

ヘイトドラフトが意味を持つのは、それを持ったプレイヤーと対戦し、かつドローされた時、だけだ。
他のプレイヤーが彼を倒した場合は何の意味もない。

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5、マナカーブ

1、2パックをカードパワー重視でドラフトしたら、3パック目ではマナカーブを意識してドラフトするべきだ。
充分に強いカードは取れているはずなので、除去よりもマナ域を埋めてくれる2、3マナコストのクリーチャーを優先する。
先週、3枚目の完全無視よりも霧の侵入者を優先してピックしたが、序盤のカードが不足していたので、全くもって正しい判断だったと思っている。

私の考える理想的なマナカーブはこうだ:

3-4枚 1、2マナ
4-5枚 3マナ
4-5枚 4マナ
2-3枚 5マナ
1-2枚 6マナ以上

盤面に影響を与えるならば、必ずしもクリーチャーでなくても構わない。

鈍化する脈動は4マナ、虚空の接触は3マナ域としてカウントできるが、未開地の捜索は攻撃にも防御にも役立たないので2マナとしてはカウントしない。

この枚数はあくまでも目安で戦略によって変化する。コントロールデッキなら、役に立たなくなるのが早い2マナよりも、3マナを厚くしたいだろう。

6、記憶をフル回転させる

これは使い方を覚えると想像以上に役に立つ。
何枚の鼓舞する突撃や大群の殺到の様な、微妙なラインのカードをケアしながらプレイできる。
基本的には特定のデッキだけで使われるキーカードを覚えておくと良い。
また強力なインスタントも覚えておくと対応したプレイができる。

ドラフト中に鼓舞する突撃を1枚も見かけない場合、誰かが優先的に取っている可能性が高く、自分が1枚目と巡り合うときは充分に確保された後だろう。

7、1巡するカード

どのカードが一周したか全て覚える必要はないが、可能な限りやるべきだ。
また、どの強力カードが戻ってきそうか、は常に意識しながらピックした方が良い。
特に、特定のデッキにしか入らなさそうなカードや、マナ域的に欲しいカードについては有効だ。
また3マナと4マナの強いカードで悩んでいる時に、早い順目でまあまあの4マナを2枚流していることを覚えていれば、そのうち1枚は戻ってきそうなので、3マナを選択することができる。

読んでくれてありがとう!あなたの中のリミテッドマスターの血が覚醒することを願っている。

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