【翻訳】『ゲートウォッチの誓い』ドラフトアーキタイプ解説!青白編 by Neal Oliver

Channel Fireballより、ニール・オリバーによる『ゲートウォッチの誓い』ドラフトの環境解説記事です。

前回は緑白を紹介しました。
第2回目の今回は青白編をお送りします。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。

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青白

以前のアーキタイプ:飛行

現在:グッドスタッフ

キーカード

目潰しドローン 封止の被膜 探検の猛禽 復興の壁
城砦化した塁壁、空中生成エルドラージ、雲マンタ、幽霊の歩哨、覚醒した掴み掛かる水流。
城砦化した塁壁 空中生成エルドラージ 雲マンタ 幽霊の歩哨 掴み掛かる水流
これらのスペルをプレイされたことは何度もあるだろうし、その度に強すぎると感じていたのではないか。
青白飛行はBFZではベストアーキタイプの1つで、適当な飛行クリーチャーを展開し、地面をグダらせるだけでよかった。

今の青白は前よりも線が細くなった。
思考刈り 重力に逆らうもの マキンディの飛空士
飛行クリーチャーの絶対数も減ったし、思考刈り、重力に逆らうもの、マキンディの飛空士などもパワーよりもタフネスが高く、素早く上から殴り勝つのは難しくなった。
古代ガニ
城砦化した塁壁は古代ガニに置き換わったが、青のダブルシンボルというジレンマを抱えることになった。
目潰しドローン
目隠しドローンのように、無色の起動コストを持った強いカードもあるが、実際に活用できるかは場合によるだろう。
ダブルシンボルと無色の起動能力を両立させるには、マナ関連のカードをかなり優先させる必要がある。

青白の戦略は飛行クリーチャー主体の、きれいなマナカーブを描くものではなくなっている。
サイズが小さくなってアグロプランではなく、ミッドレンジかコントロールになる
またその2つの中でも優先度は異なっている。
水脈の乱動 探検の猛禽
遅い青白は高タフネスのクリーチャーと大型スペルがメインになるので、探検の猛禽より水脈の乱動を優先する。
これまでの青白フライヤーでは考えられない。
戮力協心
また戮力協心も中堅クリーチャーをフィニッシャーに変えてくれるカードだが、コントロールデッキでは不要だ。

青白らしさが失われただけでなく、カードの選択肢も減った。
青には強力なコモンとアンコモンが多いが、絶対に使いたくないカードも6~7枚ある。
大型セットであるBFZでも5枚だったのに、だ。
嚥下関連を使わない場合は枚数がもっと増えるが、OGWで無色関連を使わない場合も同様だ。
白も同盟者が主体になったので、カードパワーが落ちている。
BFZの同盟者と組むと強いが、青白では関係のない話だ。
2つのセットになり、青白は、飛行、サポートカード、守り手、同盟者、嚥下関連、覚醒、コントロールカード、そして無色関連の調整をうまく取らなければいけない。
当然全ての戦略をとることはできないので、ドラフト中に方向性を見定めなければいけない。

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評価を上げた『戦乱のゼンディカー』のカード

風乗りの巡回兵 沿岸の発見 真っ逆さま
これらはどれも素で強く、特に風乗りの巡回兵と発見は1枚でゲームを決める力がある。
しかしこれまでは巡回兵の占術が始まると勝つのは不可能だったが、現在はそれに続く攻め手を見つけるのが難しくなった。
大型エルドラージが減ったので、沿岸の発見の4/4はより強力になり、真っ逆さまも2体1が取りやすくなった。

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評価を下げた『戦乱のゼンディカー』のカード

ハリマーの潮呼び 呪文萎れ 霞の徘徊者
単体で強いカードの評価が上がった一方で、これらが弱体化したのはある意味当然だ。
ハリマーの潮呼びは3~4枚の覚醒スペルと上手くかみ合っていたが、もはや不可能だ。
水底の潜入者 孤立領域
霞の徘徊者も水底の潜入者という最高の相棒を失って、使いづらくなった。
孤立領域を複数取れたときは例外で、霞の徘徊者を複数使うことができる。
呪文萎れは環境のスピードが上がったので重めのカウンターになってしまい、能力を有効活用できるカードもなくなったので、以前のように使いたいとは思わない。

今回はまだまだウォームアップだ!
次回は青黒と赤黒について掘り下げていこう。

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