【翻訳】新サリア『異端聖戦士、サリア』について。カーステンの考察(前編) by Frank Karsten

Channel Fireballより、『異界月』の目玉レアである新サリアこと《異端聖戦士、サリア》についてのフランク・カーステンの考察です。
今回は前編をお送りします。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


異界月のスポイラーシーズンの到来だ!
ぶっ飛んだ新エムラクールや合体カード、当然狼男も含まれているが、なんといっても私が注目しているのは、この普通の白いクリーチャーだ。

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異端聖戦士、サリア
2W
先制攻撃
対戦相手のコントロールする、クリーチャーと基本でない土地はタップ状態で戦場に出る。

このカードは公式のエレナのコラムで公開された。
ボックスプロモにもなるらしい。

この新サリアはレガシーで使われるほどに強力だ。
しかし主な戦場はスタンダードとモダンなので、今回はそこに焦点を当てたいと思う。

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2Wで3/2先制攻撃

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モダンでは、稲妻で対処される3マナクリーチャーは2マナ損するので嬉しくない。
メロウの騎兵にも同じことがいえるが、他にも稲妻の対象になるカードを入れているのなら、使わない理由にはならない。
サイズに関していうと、3/2先制攻撃ということは、台所の嫌がらせ屋にも野生のナカティルにも一方的に勝てるので、それだけでも評価できる。
スタンダードでタフネス2というと、焦熱の衝動やコジレックの帰還でやられてしまうが、幸い現在のメタではあまり使われていない。
さらに重要なのは、森の代言者や不屈の追跡者に有利だということだ。
少なくとも序盤は打ち勝てる。
さらに永遠の見守りやドロモカの命令で+1/+1すればカリタスとも戦える。
3マナクリーチャーとしては充分に及第点だ。

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基本でない土地はタップ状態で戦場に出る

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モダンでこの能力は”対戦相手の土地はタップ状態で場に出る”に等しい。
85%以上が特殊地形というデッキも少なくないので、サリアは対戦相手の動きを劇的に遅くしてくれる。
窒息をケアした青単マーフォークですら朧が入っているのだから!

フェッチランド相手には二重の働きをする。
ジャンドがマナを整えるためにフェッチからショックランドをサーチした場合、2回分のタイムウォークをもたらしてくれる。
もし基本土地を持ってきたとしても、本当にマナ基盤が磐石かはわからない。

スタンダードではモダンほど特殊地形は多くないが、それでも充分役に立つ。
現在のトップメタである緑白トークンとバント人間はそれぞれ40%と60%だ。
コントロールデッキや4色儀式デッキならなおさらだ。
しかし話はこれだけではない。

シャドウランドや進化する未開地をプレイするプレイヤーは、手札に基本土地を持っていて3、4ターン目にプレイしようと考えている。
このように綺麗に動かれない限りサリアの能力は役に立つが、ほぼ役に立たないこともありうる。
例えば4ターン目にドロモカの命令や石の宣告でサリアを除去してから、バトルランドをプレイする展開もありうる。

一方、非常にうまくいく場合もある。
中盤に進化する未開地を引いた場合は?
4ターン目の土地がコイロスの洞窟で衰滅を遅らせることもあるかもしれない。
ある程度の足止めには役に立つ、まあまあの能力といえるだろう。

後編に続きます

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