【翻訳】リード・デュークのタルキール龍紀伝のモダン的カードレビュー パート1 by Reid Duke

Channel Fireballより、リード・デュークがタルキール龍紀伝のモダンでの可能性について解説しています。
普通、下の環境で使われるカードは数枚ですが、今回は相当数のカードがモダンで使われるだろう、と予測しているそうです。
パート2もお楽しみに!

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


全ての新セットがスタンダードに影響を与えるのは保証されている。
レガシーやモダンのように、ローテーションのないフォーマットでは、活躍するカードがあることはまれだ。
しかしタルキール龍紀伝は前例を破り、モダンで活躍しそうなカードを多数含んでいると考えている。

今回、約2ダースのモダンで使用可能なカードを選択した。
必ずしも環境を激変させるカードではないが、これから数年にわたって見かけることになるだろう。
純粋に強いものあれば、既存カードの上位互換や、特定のマッチアップで大活躍するものもある。

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各種命令

命令サイクルは
最もモダンに影響を与えるであろうサイクルだ。
どれも柔軟性があり、比較的カードパワーが高く、環境の多様性に適応できる。
ドロモカの命令とシルムガルの命令は、モダン的視点では、他の命令に劣っている。
しかし使われたとしても驚きではない。

ドロモカの命令

ドロモカの命令
ドロモカの命令はスタンダードでは非常に強力だが、モダンでは若干パワーが足らず、柔軟性も低い。
もしエンチャントだけでなく、アーティファクト対策にもなればサイドボード要因になっただろう。
しかし使われる可能性も0ではない。

シルムガルの命令

シルムガルの命令
悪くはないが、謎めいた命令に劣っている。
しかしデッキによってはプレイしやすいこともあるだろう。

オジュタイの命令

オジュタイの命令
オジュタイの命令に出来て、謎めいた命令には出来ないことが一つある。
それはライフゲインだ。
まず、バーンが増えつつあり、ズーをはじめとしたアグロ戦略が増えつつある環境では、ライフゲインは非常に有効だ。
次に、瞬唱の魔導士で複数回使いまわせるのも、長丁場では役に立つ。
7マナ以上あれば、瞬唱を墓地から戻すこともできる!
稲妻のらせんのために赤をタッチしていない、古典的青白コントロールで、瞬唱と合わせて使用されるだろう。

コラガンの命令

コラガンの命令
コラガンの命令は、私の大好きなジャンドにフィットしている。
ジャンドは2対1をとれるカードを常に求めていて、これもその一つになるからだ。
アーティファクト破壊しながらショックを打てるのは場に大きな影響を与え、アドバンテージを稼ぎつつ、テンポ負けすることも無くなる。
古の遺恨ほどは強力ではないが、受けの広さからメインデッキでの採用もあり得る。

クリーチャー回収能力は、アブザン・デルバー・コントロールデッキ相手の消耗戦で活躍する。
タルモゴイフの様に、1枚で勝ち切れるクリーチャーが多いからだ。
最後にハンデス能力だが、これは決して素晴らしいものではない。
しかし確定で2対1を取れるサブ能力として評価できる。
インスタントなので、ドローステップに打てることを忘れないように!

アタルカの命令

アタルカの命令
最後はアタルカの命令だ。
このカードが頭蓋割りとして使われるのは、既に保証されている様なものだ。
クリーチャーがブロックされなかった場合は、強化することで、ボロスの魔除けの様に追加ダメージとしても使うことができる(そしてどちらもモダン級のカードだ)。
複数のクリーチャーを強化するので、追加ダメージとしてだけでなく、除去から守ったり(速槍への稲妻等)、コンバットトリックとしても使用できる。

これによって頭蓋割りが使われなくなるかというと、そうではない。
純正赤単にしておきたい場合もあるだろうし、5枚目以降として欲しい場合もある。
しかし最近のバーンデッキは、破壊的な享楽のために緑をタッチしている場合も多いので、このカードを見かける機会は多いだろう。

次回は、これ以外のモダン級カードを紹介するのでそちらもお楽しみに。

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