【翻訳】M19リリース直後のメタゲーム予測 by Andrea Mengucci

Channel Fireballより、アンドレア・メングッチがM19リリース後の初めての大規模な大会となったSCGオープンの結果の解説と、今後のメタゲームの移り変わりを予測しています。

果たしてM19どのように環境を変えたのでしょうか。

省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。

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最新のメタゲーム


先週、私は現在のベストデッキは緑単ストンピーだと予測したが、実際にSCGオープンでSteve Nogaが証明してくれた。


緑単ストンピー

Steve Noga, 1st place at an SCG Open in Philadelphia, 07/23/2018
4:《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
3:《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》
4:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4:《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
4:《茨の副官/Thorn Lieutenant》
2:《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
3:《蔦草牝馬/Vine Mare》
3:《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
3:《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》

3:《キランの真意号/Heart of Kiran》

3:《顕在的防御/Blossoming Defense》

12:《森/Forest》
4:《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4:《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis》
4:《森林の墓地/Woodland Cemetery》

サイドボード
2:《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1:《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary》
2:《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
1:《蔦草牝馬/Vine Mare》
3:《栄光の刻/Hour of Glory》
1:《帰化/Naturalize》
1:《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
1:《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》
2:《ビビアン・リード/Vivien Reid》
1:《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》


このデッキは真っすぐなビートダウンで、先週Andrew Jessupが使用したものとほとんど変わらない。
アンドリューは既にこのアーキタイプが強力だということを証明していたというわけだ。
そしてあなたが最も知りたいことは、「来週も緑単がベストデッキなのか?」ということだろう。

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ベストデッキに勝つには

スタンダードは、モダン環境などと違って一つのデッキで戦い続けることはできない。
メタゲームからアーキタイプがはじき出されることはよくあることなので、動向をチェックし続けなければいけない。

例えばゴブリンの鎖回しは数か月前までは環境を支配していたが、先週はほとんど上位にいなかった。

しかしゴブリンとその鎖は、緑に再び突き刺さるだろう。
再燃するフェニックスや栄光をもたらすもの、そしてゴブリンの鎖回しは非常に良い働きをする。

再燃するフェニックスはコンバットで死亡することがほとんどない。
さらに実質アンブロッカブルなのでダメージレースでも役に立つ。

ゴブリンの鎖回しも活躍する。
ラノワールのエルフを食べるだけでなく、蔦草牝馬やその他の2マナクリーチャーともにらみ合うことができる。

スティーブは3枚の栄光の刻をサイドに取っているが、これはフェニックスと栄光をもたらすもの対策で、熱烈の神ハゾレトも意識しているだろう。
しかしこれだけでは、苦手カードへの対策不足だと言わざるを得ない。


赤黒ミッドレンジ

Matthew Voltz, 2nd place at SCG Open Philadelphia 07/23/2018

4:《ボーマットの急使/Bomat Courier》
4:《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
2:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
4:《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
2:《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
2:《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》
2:《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
2:《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
1:《ピア・ナラー/Pia Nalaar》

2:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》

3:《削剥/Abrade》
3:《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》
3:《キランの真意号/Heart of Kiran》
1:《木端/Cut》

14:《山/Mountain》
1:《沼/Swamp》
2:《霊気拠点/Aether Hub》
4:《泥濘の峡谷/Canyon Slough》
4:《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》

サイドボード
1:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
2:《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
1:《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》
1:《削剥/Abrade》
3:《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
2:《マグマのしぶき/Magma Spray》
1:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1:《大災厄/Doomfall》
3:《強迫/Duress》


「つまりこのデッキで緑に勝てるってこと?」

言い切るのは難しいが、ベストデッキである緑単にメタゲーム上有利であるといえる。
結局、ひとまわりして鎖回しに帰ってきた、というわけだ。

マシューはSCGオープンの決勝でスティーブに負けている。
それでも私は、有利だと思っているし、メイン・サイド含めて4枚のフェニックスと3枚の栄光をもたらすものが特に強い。

赤黒はオーウェンがPTドミナリアでデビューさせて、アメリカ選手権を制してからほとんど変わっていない。

赤黒が新セットから得たカードは無いが、緑単は蔦草牝馬を得た。
そしてこのカードは除去主体の青黒をメタ外に押し出すのに十分な強さがある。
その代わり青黒ミッドレンジは破滅の龍、ニコル・ボーラスを得たが。
このカードは4マナとしては破格の強さだ。

それでも蔦草牝馬にはカウンターしか対策が無いというのは変わらない事実だ。

ラウンド12でChris Turnbullが蔦草牝馬に新緑の機械巨人を2連打して、Andrew Tenjumのグリクシスをぶっ飛ばしていた。
13/11アンブロッカブル・被覆に何ができるというんだ!

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まとめ

ではまとめるとこうなる。

メタゲームは回り続ける。
赤黒が緑を倒すと次に登場するのは?
2種類のラスをもった青白コントロールは、赤黒も緑も粉砕する力を持っている。

いずれにせよ現在のスタンダード環境は健全で、バランスの取れたデッキがたくさんある。
重要なのは次になにがくるか、メタゲームを読み切ることだ!

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