Channel Fireballより、リード・デュークが新カード 龍王シルムガルの強さについて解説しています。
合わせて、彼がどのように大型クリーチャーを選択しているか、という基準も紹介しています。
プロプレイヤーのカード選択方法としても参考になります。
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
タルキール龍紀伝も大型クリーチャーが殆ど公開されたようだ。
スポイラーを見ているとアイスクリームが出てくるのを待っているような気分にさせてくれる。
何を食べるか選択肢は無数にあるが、最終的に使用するのは一つが二つだ。
選びすぎるとアイスはおかしな味になるし、大型クリーチャーについても同じことが言える。
5、6マナ域のクリーチャーは最小限の枚数にしたいが、新環境では選択肢が無数にある。
ではどれを使えばよいのだろう。
構築で使用するボムクリーチャーを決定するにあたっては、幾つかの基準を作ると助けになるだろう。
今日は私の大型クリーチャー選定基準を紹介しようと思う。
さらに龍王シルムガルがスタンダードで活躍すると考える理由についても説明しよう。
カテゴリー1:勝敗が決する前にプレイする頻度
手札にスペルが腐るのは最悪だ。
負けに直結するデッキ構築ミスの一つといってもよい。
ゲームに影響を与えるカードは、可能な限り早めにプレイしたい。
この観点から評価するのは比較的簡単だ。
マナコストをみればよい。
さらには色拘束や追加コストも確認する。
シルムガルは6マナだが、スタンダードでは許容範囲だと考えている。
女王スズメバチやウギンの様に7マナ以上のカードが環境に大きな影響を与えているぐらいなのだから。
ドローが余程柔くなければ6ターン目までに負ける可能性は低く、充分に土地やマナクリーチャーを入れれば普通にプレイできる。
シルムガルの得点7/10
マナカーブのトップになるが、色拘束が緩くプレイしやすい。
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カテゴリー2:対処されなかったときの強さ
言い換えると、自分の思惑通りに事が運んだ場合に、このクリーチャーがどれだけ活躍するか、ということだ。
精神の制御や誘惑撒きに負けたことのある人なら、シルムガルがこの類で最上であることが分かるだろう。
これの与える影響は非常に大きく、直ぐに発揮される。
対戦相手の最も強力な攻め手を取り除けるだけでなく、12/12が出たぐらいのプレッシャーをかける。
(例えば5/5を奪って、こっちの場に5/5と3/5が残るのだ)
少なくとも3対1交換を期待することができる。
1、対戦相手の最強クリーチャーを奪える
2、自分の場の強力なクリーチャーとして利用できる
3、3/5接死飛行が場に残る
誘惑撒きが馬鹿馬鹿しく思える!
少なくとも、といったのはプレインズウォーカーを奪ったときはさらにアドバンテージを期待できるからだ。
例えば英雄の導師、アジャニを奪って、プラス能力使って引けた場合を考えてみるとよい。
シルムガルの得点10/10
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カテゴリー3:対処されやすさ
カウンターされない、呪禁、プロテクションがあると一番良い。
シルムガルは、残念ながらそれらの能力を持っていないが、火力で焼かれないだけのタフネスを持っている。
究極の価格やスゥルタイの魔除けの対象にもならない。
また黒であるということもメリットだ。
つまり思考囲いと合わせて使えるということだ。
またエレボスの鞭やイニストラードの魂と合わせて再利用することもできる。
シルムガルの得点6/10
カテゴリー4:対処された時にも価値があるか
スタック上にあるときにカウンターされたり除去された場合は何もしない。
しかし、自分のターンの間に生き残れれば、奪ったクリーチャーを召喚酔いにするので1ターンは時間を稼いでくれる。
その間に対処手段を用意することができるかもしれない。
最も重要なのはプレインズウォーカーを奪った時だ。
即座にマイナス能力を起動することでメリットを得られる。
場合によっては忠誠度を0にできるかもしれない。
それが出来れば即座に除去されたとしても充分だろう。
もしもそれが奥義だったとしたら!
士気溢れる徴集兵でも同じことができたが、シルムガルも同じことが期待できる。
シルムガルの得点7/10
結果40満点中、30点ということになる。
正しく使えば充分に活躍するし、場に残るだけで有利に立てるだろう。
楽しんでもらえただろうか。
是非、自分のお気に入りのボムクリーチャーもこの基準に当てはめてみてほしい。