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【翻訳】メングッチのアブザンアグロガイド(後編) -デッキ別サイドボードガイド- by Andrea Mengucci

Channel Fireballより、イタリアの強豪アンドレア・メングッチによるアブザンアグロのプレイングガイドです。

前回に引き続き、後編では実際のサイドプランについて解説しています。
ハンガーバックアブザン流行のきっかけを作った、アブザンマスターである彼の考え方はとても勉強になります。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


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サイドボードガイド

アグロにもコントロールにもなれるこのデッキは、先手と後手でサイドプランを使い分けるのが重要だ。

スペルとクリーチャーの入れ替え枚数も重要だ。
5枚スペルをサイドインする場合、5枚クリーチャーを抜いてはいけない。例えそのマッチアップで活躍しないとしても、数枚は残す必要がある。

アブザン

先手

イン

アウト

ミラーマッチでドロモカの命令が活躍しないのは既に伝えた通りだ。
序盤に対戦相手がタップアウトしてる時しか使えない。
後半は除去で対応されて、2対1を取られるリスクが常にあるので使いづらい。

一方、絹包みは積極的に使いたい。後手のドロモカの命令が弱いことは知れ渡っているので、更に強力になる。
しかし包囲サイには対処出来ないので3枚目を追加するほどではない。
ドロモカの命令で処理出来ない荒野の後継者対策としても気に入っている。

後手

イン

アウト

後手のときは、ドロモカの命令を残されるので絹包みは抜きたい。
始まりの木の管理人とギデオンも後手では弱いので1枚抜く。
レベルアップさせるヒマが無いし、攻められている盤面をギデオンではひっくり返せないからだ。
精神背信と次元の激高は、キーカードである風番のロックへの対抗手段としてサイドインする。
影響力の行使とギデオンという2つのパワーカードへの回答にもなるので精神背信は重要だ。

エスパードラゴン

イン

アウト

弱いカードを入れ替えるだけの簡単なサイドボードだ。しかし戦い方は難しい。
相手の脅威に上手く立ち回り、乱脈な気孔で可能な限りダメージを与える。
オジュタイをプレイされても慌てないこと。何もせずにターンを返せばアブザンの魔除けのブラフになる。
包囲サイと、タップしているオジュタイへの除去が通せるかが重要だ。

アタルカレッド

イン

アウト

常にコンボを警戒して、タップアウトしない様にする。
脅迫と軽い除去が有効だ。
かつてアブザンの魔除けは弱かったが、コンボの妨害手段としても、ドローとしても使うことができる。実際にGPでもそういう場面があった。
現在のアタルカレッドはバーンデッキではない。
1ゲーム目は厳しいが、サイド後は改善する。

ジェスカイ

先手

イン

アウト

後手

イン

アウト

先手の時はプレッシャーをかけ続けることで、オジュタイの命令を構えさせない。なので3枚目のロックを追加する。
一方、後手のときはインスタントで捌かれるのでロックを着地させるのは難しい。
後手で手札破壊を増やす理由は、綺麗にクリーチャーを展開して速攻で勝つことが難しいからだ。
ドロモカの命令も、先手ではアブザンの魔除けよりも強力な除去になる。
荒野の後継者は焦熱の衝動のいい的なので役に立たない。
管理人を衝動で除去されない様にプレイするのとは重要だ。
ショックを打たれない瞬間にレベルアップすること。
このマッチアップは厳しい。特にジェイスに対処出来ないと簡単に負けてしまう。

祖先の結集

イン

アウト

最後に神聖なる月光の出番だ。このマッチアップで大活躍する。
アナフェンザを勇敢な姿勢や残忍な切断から守るために、手札破壊をサイドインする。
究極の価格と絹包みは、ナントゥーコの鞘虫やジェイスへの回答として使用する。アブザンの魔除けやドロモカの命令よりも有効だ。
アナフェンザが最も重要なカードになるので、最大限に活用すること。

エルドラージランプ

イン

アウト

エルドラージ側が有利だと言われているが私はそう思わない。
MOでもGPでも負けたことがない。
マナカーブに沿って展開し、手札破壊でキーカードを抜けばよい。
棲み家の防御者はウギンを避けることができ、手札破壊の回収にも使えるので大活躍する。
囁き森の精霊やニッサをサイドインされるので、究極の価格も使うことにしている。序盤の爪鳴らしの神秘家対策としても有効だ。

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