Channel Fireballより、アンドレア・メングッチによる緑白トークンデッキガイドです。
現スタンダードの最後の大イベントWMCQも終わり、世界各地で緑白トークンがベストデッキであることを証明しました。
自身はイタリア予選で残念ながら抜けることはできなかったようですが、練りこんだデッキの解説記事をアップしています。
サイドプランもあるので是非参考にしてください。
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
緑白トークンはプロツアー、3つのグランプリを制して今でも環境を支配している。
イタリアのWMCQの8人中6人が緑白でももはや驚かない。
私自身も緑白を使って、優勝者とチームメイトに負けて6-2の12位だった。
これだけ一般的なデッキになると様々なバージョンが存在する。
今回は私のリストとサイドボードガイドを紹介しよう。
8:《森/Forest》
7:《平地/Plains》
4:《梢の眺望/Canopy Vista》
4:《要塞化した村/Fortified Village》
2:《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
2:《棲み家の防御者/Den Protector》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
4:《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》
4:《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
4:《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》
1:《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
4:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2:《荒野の確保/Secure the Wastes》
4:《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
2:《石の宣告/Declaration in Stone》
サイドボード
1:《棲み家の防御者/Den Protector》
1:《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
2:《停滞の罠/Stasis Snare》
1:《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》
2:《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver》
2:《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
1:《天使の粛清/Angelic Purge》
2:《石の宣告/Declaration in Stone》
2:《次元の激高/Planar Outburst》
1:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
緑白トークンには空きスロットがないだって?
自分の好きなカードを使えばいいんだ。
私はラムホルトの平和主義者を緑白で使うのは好きではない。
ニッサのマイナス能力やギデオンで自身を4/4にすることもできるが、序盤から無理してビートダウンするよりも、コントロールプランを取りたいときのほうが多いからだ。
ドロモカの命令は素晴らしい相棒だが、サリアの副官無しでは手段が少なすぎる。
つまり私はコントロールプランが好きなので棲み家の防御者を選ぶというわけだ。
アドバンテージを約束してくれる、ピッタリなカードだ。
確かに白タッチ赤やバント人間などのアグロには弱いが、総合的に優れていると考えている。
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もともとは3枚入っていたが、現在は0枚のリストもある。
ゲーム展開によって、大活躍するときも、全く役に立たないことある。
特にサイド後に悪性の疫病や神聖なる月光を使われるとさらに使いづらい。
そういうときは迷わずサイドアウトする。
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ジェリー・トンプソンが、ニッサと次元の激高という新しいテクニックを編み出した。
ゼンディカーの代弁者、ニッサをサイドアウトするときは、常にサイドインする。
ゼンディカーの代弁者、ニッサはミラーマッチや、飛行クリーチャーと棲み家の防御者相手には活躍しない。
一方、長引くゲームでの巨森の予見者、ニッサは確定でアドバンテージを与えてくれる。
また次元の激高や悲劇的な傲慢をサイドインするときにも使いたい。
アヴァシンを抜くのは難しいし、マナカーブのすき間を埋めつつ土地を確実に伸ばしてくれる。
次元の激高は、白赤やバント人間相手には、悲劇的な傲慢よりも強力だ。
これら相手には、こっちにはそもそもクリーチャーがいなく、一体も残したくないことが多いからだ。
覚醒能力もバントカンパニー相手には強力だ。
しかし同型に強いので悲劇的な傲慢も1枚採っている。
プレインズウォーカーが並んだ時や、搭載歩行機械に強いからだ。
非常に多くのカードを入れ替えてコントロール気味にするが、別のプランをとる人も多い。
進化の飛躍が最も重要なカードで、先に引けた側に大きなアドバンテージだ。
盤面は硬直しやすく飛行クリーチャーが重要になる。
アヴァシンが変身することも多く、空中戦をいかに制するかだ。
森の代言者は進化の飛躍で最も引きたくないカードで、基本5マナ立っていると殴れない。
2ターン目に着地して、ドロモカの命令やギデオンにつながったときは強いが、硬直すると無価値になる。
ジェリーはドロモカの命令を全て抜いているが、進化の飛躍とアヴァシン対策になるし、3枚の住み家の防御者がいればエンチャント対策として活躍すると思う。
ニッサの誓いは、飛躍や停滞の罠がドロモカの命令で破壊されるのを防いでくれる。
これが基本的なサイドプランだが、対戦相手によって変えるようにしている。
厳しいマッチアップだ。
アヴァシンが最も強いカードで、ハンガーバックx=0や進化の飛躍で変身させるタイミングは多い。
サイド後は3枚のラスを追加するが、向こうも否認してくるのをお忘れなく。
また追加されるリンヴァーラも脅威になる。
対戦相手がオーウェンでもない限り相性は良い。
緑白には得意なマッチアップだ。
サイド後に追加されるクリーチャーと大量の除去にだけは注意を。
接戦で、アヴァシン+サクリファイスを含めた、ラスを引けるかが重要になる。
ラムホルトの平和主義者は棲み家の防御者と違って大活躍するが、私は同型対決を意識しているので仕方がない。
残念ながら異界月がでるまで大きなスタンダードのイベントはないが、それまではこのデッキを使うことをオススメする。