【翻訳】パンテオンデッキテク:バントカンパニー by Matt Costa

Channel Fireballより、3回目の今回はマット・コスタのバントカンパニーです。
あらゆるデッキから意識されつつも一定の活躍をしたアーキタイプですが、さすがはパンテオンです。
こまかい土地選択やサイドボードに是非注目してください。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


倒せないなら加わればいい!

チームとして我々は上記の結論に達した。
プロツアー『イニストラードを覆う影』の最適解でないとしてもだ。
2週間のプレイテストの結果、私・シェハー・ブロックはデッキを決めた。

sylvan avacyn tracker recruiter

nissa reflector bounding company

まずバントカンパニーの利点はデッキとしての地力が高いところだ。
森の代言者や大天使アヴァシンをはじめとして、不屈の追跡者や薄暗見の徴募兵、ニッサの様に後半強いクリーチャーも多く、反射魔導士や跳ねる混成体などトリックもある。
さらにスタンダード最強カードの一つである、集合した中隊と組み合わさるのだ。

バントカンパニーの最大の問題はマナベースだ。
2色推奨環境で、タップインランド満載の3色を、しかも綺麗なマナカーブで展開しなければいけない。
調整のはじめの1週間はそれに費やされたと言ってもいい。
だとしてもデッキの強さは疑いがないので、それに挑戦した。

recruiter falls

土地を増やすのは、最も単純な解答だった。
バントカンパニーは、徴募兵や伐採地の滝があるのでマナフラッドすることが少ない。
結果として、多くのゲーム(特にミラー)で土地を6,7枚まで伸ばしたいゲームが多いことに気がついた。
6,7枚目の土地は代言者やニッサにとって非常に重要だ。

私の考えでは、マナがうまく揃えば、バントは間違いなく最強のデッキだ。
しかしそれには順調に3色がアンタップでそろう必要がある。
この記事を書いている最中にも土地を27枚にしようか悩んでいる。
27枚でも問題ないのだが、スペルとカンパニー用のクリーチャー数を確保するのが難しい。

スタンダードでのマッチアップは、ミラーを除いて、だいたい3つに分類される。

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ミッドレンジクリーチャーデッキ

reflector
まずはエルドラージの様なミッドレンジのクリーチャーデッキだ。
反射魔導士で楽勝だ。
バントカンパニーにとって最も有利なマッチアップだ。

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除去デッキ

languish
次は除去主体のデッキで、白黒ミッドレンジや青赤ゴーグル、緑黒過ぎ去った季節だ。
衰滅次第だが、俊速クリーチャーや代言者、ミシュラランドなどがあるので2対1はとられにくい。

1対1の除去に対してはカードアドバンテージで対抗する。追跡者や徴募兵が回れば常にアドを取れるし、ニッサやジェイスもいる。
変身したニッサだけで勝てるデッキも存在する。

現環境で、コントロールの否認はとても弱いと考えている。
バントはほとんどがクリーチャーなので、否認も脅迫も空振りになる可能性が高いからだ。
それらのカードを使うならば、バントに対するしっかりしたプランが必須だ。

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白単ウィニー

tragicarrogance declaration-in-stone felider dromokascommand
最後に最も苦手なアーキタイプ、白単ウィニーだ。
あらゆる角度から攻めてくるだけでなくスピードも早いので、遅いドローをすると一瞬で決められる。
反射魔導士が、時間稼ぎとしてもブロッカーとしても最強だと考えている。
たった3マナで2枚のクリーチャーに対処できるカードは他にない。

悲劇的な傲慢・石の宣告・フェリダーの仔など、サイドボードの多くもこのマッチアップ用に採用されている。
除去を多く入れるのは簡単だが、カンパニーを弱体化させてしまうので、2マナのクリーチャーとしている。

ドロモカの命令も役に立つ。

今はプロツアー前夜だが、バントカンパニーがベストデッキだと信じている。
願わくばミラーマッチが少ないことを。

Pantheon Bant Company

Costa, Shenhar, Parker
4:《森/Forest》
2:《島/Island》
3:《平地/Plains》
2:《梢の眺望/Canopy Vista》
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
3:《要塞化した村/Fortified Village》
4:《伐採地の滝/Lumbering Falls》
4:《大草原の川/Prairie Stream》
4:《跳ねる混成体/Bounding Krasis》
4:《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
4:《反射魔道士/Reflector Mage》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
3:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
2:《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2:《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》

4:《集合した中隊/Collected Company》
2:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
1:《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》

サイドボード
1:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist》
3:《否認/Negate》
1:《隠れたる龍殺し/Hidden Dragonslayer》
1:《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》
2:《石の宣告/Declaration in Stone》
2:《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
1:《帰化/Naturalize》
1:《フェリダーの仔/Felidar Cub》
1:《払拭/Dispel》
1:《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》

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