Channnel Fireballよりパスカル・メナードによるデッキ考察記事を紹介します。
ローテーションにより、カンパニーなどいくつかのデッキが姿を消しましたが、生き残るデッキもたくさんあります。
今回は緑黒昂揚と青赤バーンの失ったものと得たものについてみていきましょう。
省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
エネルギーやアーティファクトがテーマの『カラデシュ』では全く新しいデッキが生まれるだろう。
新カードは、ローテーションを生き残ったデッキとはかみ合わないものがメインだ。
しかし例外もある。
今回はそれについてみていこう。
緑黒昂揚
巨森の予見者、ニッサを失ったのは非常に痛い。
その穴を埋めるほどのインパクトはないが、新カードがこのデッキを存続させるだろう。
害悪の機械巨人がまず候補にあがる。
前環境で使われていた光り葉の選別者よりも強く、アーティファクトなのでエムラクールや昂揚シナジーもある。
花盛りの湿地も使われるだろうが、残念ながらラノワールの荒原ほどではない。
土地を並べるこのデッキではタップインはいまいちだ。
陰謀の悪魔はサイドカードだろう。
アグロデッキには重すぎるが、謎の石の儀式を使ったデッキやトークン戦略には有効だ。
ウルヴェンワルド横断で持ってこられれば最高。
蔑みは基本的にはプレイされないカードだった。
過酷な精査も同じ雰囲気がする。
しかし検討の価値はあるだろう。
前環境はクリーチャーだらけだったし、エムラクールを捨てさせられる。
占術1が付いてどれだけ改善しただろうか。
1点支払ってサイクリングは全く強くない。
金属紡績工の組細工が評価できるのは、昂揚に貢献するからだ。
起動型能力まで使ってようやく意味のある働きをするが、それでも2点ライフと5マナかかっている。
隔絶した隠し場所は手札に戻すわけでもなく、土地が減るのはエムラクールと相性が悪く、はっきりいって評価できない。
しかしエムラクールを使わず、残忍な剥ぎ取りを使ったアグロタイプなら使うかもしれない。
どんなリストになるかは想像できないが、記憶に留めておく価値はあるだろう。
失われた遺産は単純に無限の抹消の代替だ。
使い方の幅が少し広がったが、基本的にはターボエムラクール対策だ。
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青赤バーン
ドロモカの命令の退場は、赤とエンチャントを強化する。
特に青赤はローテーションで失うものも少なく、新しいカードも手に入れた。
青赤は序盤の土地が非常に重要だ。
スタンダードではそこまで軽いスペルが重要ではないが、青赤は殆どが1,2マナだ。
ダメランでダメージを受けなくなったのは非常に大きい。
反逆の先導者、チャンドラだ。以上。
バーンデッキでは、インスタント火力を自分のターンにプレイしてもかまわないし、土地まで2点火力に代わるなんて!
2マナ加速は、さまよう噴気孔に使ってもよいし、熱病の幻視で引いたカードや集団的抵抗に使うこともできる。
次のカードに行こうと思ったが、さらに2つの能力もみなくては!4点火力に壊れた奥義。。。
まあこれぐらいにして次に行こうか。
抜き取り検査は火力ではないが、赤が苦手とする巨大クリーチャー対策になるし、熱病の幻視での時間稼ぎとも合っている。
基本はサイドカードだろう。
炎の鞭打ちはプレインズウォーカー構築済みデッキに入っているカードだが、スタンダードでも使用できる。
大抵、セラの天使やセンギアの吸血鬼の様に、構築済みのカードは微妙なものが多いが、このカードはプレイアブルだ。
シャドウムーアの炎の投げ槍は非常に強かったので、1マナ重くなった代わりにプレイしやすくなったので、充分プレイに値するだろう。
バーンデッキで使われておかしくないカードだ。
独創の火花は1マナで2~4点のダメージになる可能性があるが、単なるサイクリングになってしまうかもしれない。
柔軟性があると言えなくもないが、ランダム性が高すぎると思う。
1マナのカウンターは無視できない。
いつでも打ち消せるマナの税収だ。
儀礼的拒否で対象にするのはエムラクールと、アーティファクト達だ。
エムラクールを1マナで消したら気持ちよさそうだ。
今回は以上だ。
来週は他のデッキとして、エムラクールランプ、ティムール現出、青白スピリットを見ていこう!
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おまけ・リミテッド
<カラデシュプレリガイド> by Paulo Vitor Damo da Rosa
PVによる『カラデシュ』のプレリガイドです。
各メカニズムの説明や、各色のトップカードを紹介しています。
プレリ前に是非1度目を通すことをおすすめします。