Channel Fireballより、LSVのプレイングガイドの記事です。
今回はアブザンがバントミッドレンジに思考囲いを打ったときの選択についてです。
トッププロの思考方法を参考にしてください。
一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
おかえりなさい!
今回はサム・パーディーからの問題の回答編をお届けしよう。
採用されると$25のチャネルのポイントをプレゼントするよ。
では今回の盤面をみてみよう
前提として土地はまだセットしていない。
3枚の5マナの強力なカードの中から選択しなければならない、非常に難しい状況だ。
どれを捨てさせたとしても、依然として良い手札だ。
私は通常、取りうる状況を確認、整理する。
まずはこの後できる行動を考えてみよう(対戦相手の手札の強さはどれも同じぐらいだ)。
このとき取りうる行動
1.タップランドをプレイして占術し、次のターンのライオン怪物化を確定させる
3マナスペルを打つ可能性を考えると、この選択はあまり好ましくない。
マナがかかりすぎるし、この行動をとることは無いだろう。
2.英雄の破滅をかまえる
囁きの森の精霊に対処することが可能になり、思考囲いで別の2枚のどちらかを落とすことができる。
この選択の問題点は、対戦相手がオジュタイと棲み家の防御者のどちらをプレイするか予測できない点だ。
防御者の場合は、3マナ無駄にするか、英雄の破滅を打たざるを得ないという、どちらも最悪の状況になる。
もし精霊以外の脅威が1枚だったならば、この選択は悪くない。
3.防衛者を裏向きでプレイする
私はこれが最良の選択だと考えている。
マナが有効活用できるし、プレッシャーもかけられる。
さらに破滅や囲いをサイドプレイできるチャンスも生まれる。
防御者をプレイしたとして、問題はどれを抜くか、になる。
ここでも3つの選択肢が考えられる。
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囲いの選択肢
1.防御者を落とす
これは最も悪い選択だと考えている。
確かに防御者は回収することができるが、5マナ必要であり、実質1ターンかけて3/2をプレイすることになる。
ライオンを怪物化する余裕がうまれるので、現状の勝利プランの邪魔とはならないだろう。
対戦相手からしてみると、防衛者では現状を打破できないので、次のターンの精霊&予示のプレイを確定させる。
ここでは別の選択を取りたい。
2.オジュタイを落とす
オジュタイも同じく、精霊&予示を確定させる。
しかしマット・ナスが指摘していたが、精霊に英雄の破滅を打ち、その後自分の防御者を表に出来れば6点のクロックを確保できる。
非常にアグレッシブで対戦相手の防御者では止めることができないだろう。
この選択は悪くない。
3.囁きの森の精霊を落とす
こうすることで予示を防止し、次のターンのプレイがオジュタイで確定する。
もしアンタップ土地が引ければ、怪物化を匂わせながら攻撃し、ブロックされないだろう。
返しにオジュタイでアタックするか、英雄の破滅を警戒して攻撃せずに防衛者をプレイする。
アンタップ土地が引けず、更にアタックしてこないと少し面倒だ(しかし上手いプレイヤーならアタックしないだろう)。
怪物化もできず、英雄の破滅の対象もいないことになる。
選択肢2と3は微妙なラインだ。
ライブラリートップがアンタップ土地であると知っているなら、迷いなく精霊だ。
しかし引けず、オジュタイをプレイされ、アタックもしてこなかった場合は大量にマナが無駄になる。
それでもなお、確定で予示されるよりは良いと考える。
もしオジュタイを選んだ場合、確実に次のターンにアタック出来るが、5枚目の土地が必要なことは代わりなく、数点のダメージと引き換えに、最強のカードを残してしまうことになる。
その道をこじ開けるプレッシャーを持ち合わせていない。
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私のプレイ
囁きの森の精霊を思考囲いで捨てさせる。
ラノワールの荒原をプレイし、住処の防御者を変異させる。
対戦相手がオジュタイをプレイした場合は、マナを残したままにする。
一つ追記したいのは、この選択は非常に難しいということ。
ラプターとこれについて話し合った時、彼は構築ではよく起こる状況だ、と言っていた。
どの選択が正しいかは微妙な判断で、上手いプレイヤーの間でも意見が分かれるだろう。
どの選択にも見返りがあるからだ。
どれを選んだとしても、正解もはっきりしないので、明確な間違いではない。
次回の更新はGPシャーロットで起きた、モダンの興味深い話をお届けできると思う。
LSV