【翻訳】モダンマスターズ2015リミテッド 5つのポイント by Pascal Maynard

Channel Fireballより、モダマス2015のリミテッド解説記事を紹介します。
GP直前の予習・復習として活用してください。

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。


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1.シールドで5色は珍しくない

主要10アーキタイプを組むためには、パーツが足りないことがよくある。
シナジーセットの宿命だ。
緑白トークン、赤白アグロ、青白アーティファクトが組めればラッキーで、大抵は穴埋めが必要になる。

一方、マナ調整カードは豊富にある。
答えは簡単だ。
全然の除去、強力カード、ミッドレンジブロッカー(陰極機など)、そして最も重要なフィニッシャー、を全て突っ込めばよいのだ。
3枚の錆びた秘宝を8枚のアーティファクトで回そうとしているデッキよりも、全然強いデッキができるだろう。

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2.ドラフトでのお帰りランド過大評価

お帰りランドを初手取りしている場面を何度か見た。
良くできたドラフトデッキはきれいなマナカーブになるので、そこまで評価すべきではない。
唯一マナカーブを気にしないアーキタイプ、ドメインでは複数欲しい。
5種類の土地を並べるのは2ターン遅れるが、その代わりにに4,5色のスペルをプレイできる。
それ以外のデッキでは多くは必要ない。

ここで言う、きれいなマナカーブのデッキとはこういうデッキのことだ。

・カードアドバンテージよりも戦略を重視するデッキ。
勘違いしないで欲しいのは、私は色が合っていれば、お帰りランド1枚は常にデッキに入れるようにしている。
土地が確実に置けるのは非常に素晴らしい。
あくまでも多すぎると展開に支障が出る、ということだ。
そういう意味では、1枚なら色が合っていなくても使う可能性があるし、2枚目もデッキに入れてもよいかもしれない。

・普通の2,3マナのクリーチャーと除去ではなく、優先すべきキーカードがとれている。
全てのデッキに入るカード;《熟考漂い/Mulldrifter》《四肢切断/Dismember》《稲妻/Lightning Bolt》、ボムレアはもちろん最優先だ。
もしこれらが取れなかったとしても、アーキタイプのキーになるカードを優先的にピックればよい。
例えば《頭蓋囲い/Cranial Plating》《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》《セレズニアのギルド魔道士/Selesnya Guildmage》, 《部族の炎/Tribal Flames》 (または別の版図カード) 《蝋鬣の獏/Waxmane Baku》《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee》《苦悶のねじれ/Agony Warp》《白熱の魂炊き/Incandescent Soulstoke》《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》《巣の侵略者/Nest Invader》《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator》などだ。
初めの8ピックがこれでもデッキにすることができる。

Cranial-Plating-Modern-Masters-Spoiler en_vzB0TJKtih 635666799425680881 635666796611523592 Horde-of-Notions Fiery_Fall ethercasteknight Izzet-Boilerworks
流れを読むことで、実際にこんな強力なデッキを組むことができた。

1:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
15:《平地/Plains》
2:《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》
2:《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》
1:《コーの決闘者/Kor Duelist》
1:《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
1:《刻まれた勇者/Etched Champion》
1:《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater》
1:《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher》
2:《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》
2:《錆びた秘宝/Rusted Relic》
2:《頭蓋囲い/Cranial Plating》
2:《太陽の槍/Sunlance》
2:《拘引/Arrest》
1:《鎌切り/Sickleslicer》
1:《転倒の磁石/Tumble Magnet》
1:《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
1:《忘却の輪/Oblivion Ring》
1:《銅の甲殻/Copper Carapace》

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3.理想的な色の組み合わせ

・赤黒アグロ
・緑白トークン
・赤緑ドメイン
・青緑タッチ黒増殖
・アーティファクト主体の白青か白赤

他のデッキも強いが、シナジーが欠けるともっさりすることが多い

4.複数のアーキタイプで使うカードは優先する

《巣の侵略者/Nest Invader》と《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator》は緑のトークンデッキで強いだけでなく、緑のデッキであれば必ず使うカードだ。
マナが必要でなくてもチャンプブロッカーになり、2点ほどは稼いでくれる。
コモンの除去も同様だ。
ここではアンコモンには触れないようにしよう。
例えば四肢切断よりも優先するものは、レアか神話以外にないからだ。

5.各色のトップ4コモン

en_vzB0TJKtih (1) en_48JrO99fTr glinthawkidol en_GXGXdM44rK

en_Pq4T78yD40 635666796611523592 (1) en_D1KJKSrzcF 635666795013420471

Nameless-Inversion-Modern-Masters-2015-Spoiler Grim_Affliction Vampire-Lacerator-Modern-Masters-Spoiler Duskhunter_Bat

Burst_Lightning Goblin-Fireslinger-Modern-Masters-Spoiler Gorehorn_Minotaurs Blood_Ogre

635665024353835339 kozilekspredator 635666799425680881 (1) 635666779387374513

《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》は《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》と同じぐらい。

《部族の炎/Tribal Flames》も同率4位だが、ドメイン以外ではショック以下になってしまう。

各色の強力カード

・緑は7枚のボムレアがあり、赤と黒は6枚、白5枚、青4枚
・赤は強力なアンコモンが6枚で一番多く、黒と緑が僅差で5枚、白が4枚で青3枚

色のランキング

青が明らかに劣っている。

緑と赤が同率1位だが、巣の侵略者とコジレックの捕食者の汎用性は、《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger》と狂喜クリーチャーに優っている。

黒と白はデッキによって強さが変わるカードが多いが、2枚の強力除去がコモンにある。

GPで良いデッキを組む助けになることを祈っている!

こちらもおススメ!

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コメント

  1. P より:

    いつも記事楽しく拝見させてもらっています。
    ちょっと気になったのですが、項目2の最後のデッキリストが全部で37枚しかないようです。
    宮廷のホムンクルス2枚とおそらく鎌切り(原文ではSickleripperになっていますが)が抜けているのかと思いますが、どうでしょうか?

  2. Oversear より:

    ご指摘ありがとうございます!
    修正しました!

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